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新潟県佐渡市へ来ています。
男女で一緒に練習している珍しいバスケットボール部さんです。
今日の練習において、ほんの少し、以前の良さを取り戻せるかもしれない望みを見せました。
もちろん選手らが自ずとそうしたのではなく、こちらが演出していった上のことです。
前回までは、なにをどうしても二日間のうちにきっかけを与えることすらできなかった。
新チームは、まるで色を変えた部活になるのだろうと半ば考えていました。
3月末だというのにみぞれのような雨が降り、強風で船も大きく揺れました。夕方のフェリーは流されて接岸に手こずったようです。
体育館も大変に冷え込むなか、今日はちょっとずつタフさを頑張りを取り戻す練習運びに仕掛けていくことができたので（なぜだろう？）、選手らにもこれまでよりはやや伝わったように思います。
きっと、彼らが少し落ち着いたからでしょう。
こちらの声を聴き、外へ注意を向けられるようになっていたので、その分で脳を使うようになったと思います。
デタラメからいくぶん考えるようになっています。顔つきでわかります。
しかし事実として、これまでの1年間を捨ててきたのですから、その分のツケは回ってきます。
急に良くなるものでもなく、悪いデタラメぐせがそこかしこでポロッとこぼれるのです。
今日の3時間の中でも、男女ともに幾度となく習慣化された「ナマケモノ」が顔を出していました。
覆い隠そうとしたって必ず表に出てきます。ごまかしは利かないのです。
これを矯正するのは至難の業です。1年分の垢がこびり付いているのです。
どれほど頑張ったところで、残りは数ヶ月、素晴らしくはなりません。
その現実を受け入れた上で、それでも「やっちゃるぜ」とからだをいじめられるのか。
それも子どもらに直球で言いました。
自分のみちです。なにがどうなっても自分が歩くほかはない。
さあ明日はどうなるかな。
これから先生、保護者の皆さまと宴に出掛けます。