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今日は新潟で、チームトレーニングの定期契約をした高校男子バスケットボール部の第1回目「梅トレ」でした。
梅トレという言い方は、もちろん僕自身がネーミングしたわけではなくて、全国の定期チームで皆が皆そのように言っているのを僕が勝手に使っているだけです。
はじめは印象が良くありませんでしたが、子どもらの中で通用しているのなら、先生までも好んで名付けているのなら、マァそれでいいかと、いまは僕のほうが利用しています。
さて話を戻して、定期でのトレーニングは良い面がたくさんあります。
別にアピールしたいという意図はまるでなく、今日のチームで探りに探った3時間があまりにも未来明るくワクワクしたので、あらためて時間を掛け手を掛けて育てる作業の重さと大切さを実感しました。
手塩にかけるという言葉がありますけども、本当にエナジー(塩)を丹念に注げば着実にチームは良くなります。
はじめて教えてまだこれからなのに何を言ってるんだと、仰るとおりです。
もちろん成果のほどはこれからじっくり取り組んでいって1年後、数年後どうなっているかなのですが、でも僕にはその未来がちゃんと見えます。
これは、証明はできませんけども、良くなっていけるそのポイントを明確に見つけることができたってことが、予言をできるひとつの材料でもあります。
その日だけしか行わないクリニックでは、ある意味で教科書的な教え方でしか練習を進められません。
コーチとも選手ともその日しか顔を合わさないし話もしないので、中長期的な成長について取り組むことができません。
これが定期で教えることになると、本質的チームがどうやったら強くなるか、そのメスを入れる部分を探すことができます。
当然探せば見つかるわけで、そこに手を加えて改善すれば着実に選手もチームも良くなります。
今日の第1回トレーニングでも、それがハッキリと眼前に顕れました。
僕だけの目にそう映ったのでは、まさかなくて、選手自身の実感と監督さんの目にも、あきらかな課題が実感として浮き上がりました。
それを練習中、練習後にもきちんと確認しました。
これで次の第2回、第3回と繋げる上での目的とトレーニングの方向性が定まったので、着実にチームは強くなります。
正しいところにメスを入れるだけです。
からだづくり、体力トレーニングとは言っても、ただそのメニューをあてがうのでは決してなく、何が理由で今の低迷があるか、どこに改善点があるか、どうやったら変化が起こるか、それらを考えるのであり、つまりはトータルプランニングであって、トレーニングコーチの仕事はまさにコンサルタントです。
定期で契約すると、それが可能になります(僕の場合はですが)。
顧問の先生もチーム指導2年目で、まだこれから手探りで進めていく段階ですので、その歩調に合わせてサポートしていきたいと思います。
それも好材料になるでしょう。
僕はプラス思考の人間ではありません。どちらかと言えば抱え込むほうですが、客観的に見て様々な良い環境があるので、それをきちんとキャッチしているだけです。
部活が良くなれば学校も良くなりますので、大きく見てそこを動かすくらいの成長を目指していきます。
教育現場は、国の将来を見据える根幹ですので。