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2024/04/21 2:36 pm

走れるか走れないかはその人の慣れのレベルで決まる

盛岡でのクリニックを終え、いま大宮へ戻る新幹線「はやぶさ」に乗っています。

人間のからだはとても不思議で、よく動いたり動かなかったり。

それは才能や鍛えたことによる強さも然る事ながら、負荷への耐性がじつはもっと大きく影響しています。

走れないのではなく、走りたくない、休みたい、楽をしたい、たとえばそういった思考がからだを疲れさせ、足を重くするのです。

1のストレスに弱い人は、運動の才能が低いのでしょうか。

10のストレスに強い人は、元々体格が良いからでしょうか。

実際はそれよりも、負荷を掛けていないことに理由があります。

1本だけしか走れないのではなく、1本しか走らないもしくは走ることをしないから、いつまでも1のストレスに弱いのであって、やろうとすれば2,3本と上げられるのであり、10本までいけば最初の1本はなんらストレスを感じなくなります。

10本が「普通」になるということです。

10本走ることが当たり前の人にとって、9本以下は屁でもなく、さらに11,12と意気込むならば10本も楽なうちになりますね。

ストレスそのものの大きさよりも、自分の感じ方によって強くも弱くもなるのです。

それならばストレスへの耐性は強いほうがいいでしょう。

能力などの身体的な要素で考えることの前に、からだが動くかどうかは心の問題なのです。

心がブレーキを掛けたり、アクセルを踏んだりしています。

考え方を変えて、鍛えて当然、走って当然として練習に臨めば、1本でゼーゼーしていたものが当たり前に10本20本走れるようになるのです。

とても面白いし不思議なものです。なんとも興味深い。

盛岡の高校生たちは、二日間とも運動量の多いトレーニングをしていました。

新入生も15名ほどいましたが、誰もリタイアしなかった。

もちろんオーバーワークによるケガもありません。

なぜできたんでしょうか。やはり心持ちが変わったからではないでしょうか。

素晴らしい練習になりました。