Blog
体調不良で練習を休む人数が多いと、スケジュールを変更せざるを得ません。
たったいまも、同時に何人もが学校を休んだり早退しています。
その連絡をもらうたびに、ありのままの声は「またか」と心でつぶやくのです。
全国各地、色んな学校を回っています。
そのほぼすべてにおいて耳にしますから、日本全体のことであると言えます。
ただ幾度となく体調を崩す事態には、正直に申せばやや呆れてしまう気持ちがあります。
一時のもの、季節性のものだったはずが、いまや一年中ずっと風邪に罹っています。
チーム内で蔓延したとか、学校で流行っているとか、それが収まってもまたすぐに体調を崩します。
特定の人間の話ではなく、みんながそうであるから心配です。
風邪をひくことが、一過性から慢性になりつつあります。いやもうすでにド真ん中にいます。
一年に何度も、しょっちゅうウィルスにやられていたら、いったいあなたはいつ健康なのですか。
いまや体調が整ってパワーが漲(みなぎ)っている時間のほうが稀なのか?
そんな弱いからだで体力勝負のスポーツなど、どうやって楽しめるというのだろう。
体力とは、からだを守ることも含まれます。
丈夫なからだとは本来、病気に罹らず健康であることを言います。
薬を飲めばすぐに熱が下がって楽だからと軽く見ている人がいるなら、あなたの大好きなスポーツ、部活は達成感もなく楽しめずに終わることになるでしょう。
流行している云々よりも、簡単に風邪をひいてしまう弱さを考えねばなりません。
もしそれを気にしない感覚であるならば、みえざる大問題です。強く忠告します。
なにを食べていますか?ちゃんと睡眠できていますか?からだを温かくしていますか?
免疫力は普段のいや不断の心掛けです。
心掛けとは思っていることではなく、行動の意です。
またなっちゃった、クラスで流行ってる、そんな軽い口で当たり前のように病気に罹るのは、大きな不幸です。
解熱剤を飲めば済むから・・・は賢明な思考でしょうか。
今一度、生活のだらしないところ、行き届いていない迂闊なところを探してみませんか。
流行に関係なく、風邪をひく原因が自分自身にきっとあります。
バスケットボールのからだづくりは、外見の筋肉だけを鍛えるのではありません。
からだの中を鍛えて、臓器と血液を強くすることも含まれます。
免疫力を育てて、真に丈夫なからだを目指しましょう。