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富山に向かっています。
日本海側で雪が降り、関東も一気に気温が下がりました。
いよいよ冬の到来を感じます。
練習は益々、負荷を増して体を動かし続けないといけません。
夏にできなかった分、この季節が体力づくり、スタミナづくりの大事なトレーニング期になります。
ここで肉体的なタフさを育てられないと、弱い体力で技術練習を行うことになり、それもまた小さい実りで留まります。
年明けには公式戦もありますが、そこを気にしすぎて試合調整ばかりになると春に痛い目をみるでしょう。
ゲームで走りまくって鍛えるのならば、別です。
そしてもうひとつ、いまはウィンターカップ予選、ジュニアウィンターカップ予選が終わった後、新チームへの移行期でもあります。
夏に世代交代したチームもあるわけなので、この時期まで3年生を引っ張ったチームは新チームのスタートが出遅れましたから、それが痛手とならないようにつくらねばなりません。
そのあたりはコーチの技術力ですから、私たちの腕にかかっています。
3年生に入れ込み過ぎた為に、下級生が育っていないケースは珍しいことでもありません。
しかしそこから学んで、満遍なく行き渡らせる指導に変わるかというと、意外とそうでもない。
同じことを繰り返す場合が多いというのが現実です。
目先で動かず、大局を見て中長期スパンで先行投資できるかどうかが、チーム強化の手堅い進め方であり、それを実践しているコーチは安定した成長をつくります。
急激に強くなったように見えて、実際はもっと先まで続く強化の初動段階であり、それが多くの人にはコーチの持つマジックや飛躍に見えるのです。
事実は、着実にコツコツ、改善すべきを改善し、育てるべきを育て、置かれた環境の中で出来ることを積み上げているだけです。
結果はあくまで後から付いた来たもの。
一年ずつとは言え、それらが前後に長く繋がったなかのこの新チームであるよう、今日明日と2,1年生で取り組みます。
2年生のためであり1年生のためでもあり、また来年度から入学する新入生のためでもあるチームづくりを、常に考えています。