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2025/09/27 9:26 am

バスケットボールのことだけ考えてもチームは強くなりません

熊本へ向かうべく、羽田空港に来ています。

普段どおりの5時50分に出発して、7時50分に保安検査場を通過しました。

フライトは9時50分です。

家族が寝ている間に身支度をして出掛けるのが頭を集中できていちばん都合良く、とくに羽田の場合は空港が広いため仕事がしやすい面があります。

寝たのは23時過ぎ、朝が早くても寝るのは一番最後です。

洗濯が終わっていませんでした。

しかしそれは気を高めることに影響しません。

なぜ、一人がいいか。

人一倍、外の影響で気が散りやすい性格であるということもあります。

家族が起きてくると準備が遅くなり、忘れ物などもする可能性があります。

それもあるのですが、気を高めたい一番の理由は、今日の練習において困難がたくさん起こるからです。

部活動はみんながみんな、意欲に燃えたエリートではありません。

むしろその反対であることがほとんどです。

ただ形式的に練習するのではなく、ただ教えるだけではなく、結果を出すべく人と人のコミュニケーションを育んでいく必要があります。

機械とは違いますから、ボタンを押してスペックが発揮されるものではありません。

能力が出るときも、まるで出ないときもありますね。

それは人の感情に大きく左右されているのです。

いつも真面目で真剣な素晴らしい人格を備えた選手やコーチなど、どこにもいません。

それが普通のことです。

また集団になると、目的がぼやけたり行動力が弱まってだらしなくなってしまうもの。

他競技よりも比較的、部員数が少ないバスケットボールと言えど、たった20名くらいでも日々繰り返す習慣に縛られています。

練習は質が上がるのも下がるのも、人の感情によって表現される行動のしかた如何です。

感情とは脳の状態であり、そう簡単に良い練習など行えません。

ある程度で流しているのが現実だと思います。

しかしそれが脳に刻まれ、行動や力の出し加減が固定します。

いかに合理的で斬新な練習でも、選手の脳がすべての程度を決め、なにをやってもいつもの自分で動こうとします。

これがチームが強化されない見えざる深い原因であり、他人の脳と行動を刺激するコーチングは気を一層集中させていく必要があるのです。

パッと行ってサラッと教えることは、たとえ楽をしたくとも、できません。

そんなことをしたら、しっちゃかめっちゃかになってしまいます。

バスケットボールだけ教えられるチーム、トレーニングだけ教えられる選手がいるなら、最高に簡単です。

しかしそんなところは決してありません。

さてフライト30分前になりました。

途中に石川県の先生から、学校に申請する書類を作ってほしいと電話がありました。

これだけで決まることではありませんが、どうにか少しずつ前に進んでいつか復帰できることを願います。