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何もないところからつくるチームほど、楽しいものはありません。
実績のあるチームは辛いだろうなと思います。
過去を大切にするから、これからよりこれまでが重視されて斬新なことはほぼできない。
伝統に縛られることになるし、ある程度の経歴を踏むと選手の伸びも重たくなります。
長く実績をつくっているチームの必然であり、すべてにおいて守るほうが強くて変えることが難しくなります。
そうなると“積極的な投資”ができません。
比べて、ゼロスタートのチームはすべてを変えることができます。
何もしていなかったものを、あれをしようこうしてみようと、次から次に投入し刷新できるから力が伸び続けます。
これを、のちに強くなってからも続けていける可能性が高いのがゼロのチームであり、長年の過去ですっかり固定しているのが強豪校と言えます。
手の付けられていない部活はすべて吸収して大変化、急成長していくので、苦労が凄まじいかわりに充実感も大いに得られます。
それを面倒に思うタイプの人もいるでしょうし、ただ順位や地位だけが欲しい人もいるでしょうが、私にとっては停滞こそ誠つまらなく堪え難いマンネリです。
たったいま、万年地区大会から県大会に出ようというチームがあります。
それが叶えば、こんどは1回戦2回戦と県大会でも勝ち星を積める力にしていきます。
数年後には県でベスト8を掴むことが現実の目標です。
もちろんまぐれのたった1回ではなく、実力がそのレベルになることを目指しています。
現在がどの順位かに因らず、もう一つランクアップしようと本気で思えば自分にもチームにも変化は起こせるはずだし、行動することでのみ人は変われます。
新しいことにも着手する意欲があるなら、実績だの伝統だのOBだの余計な荷物は放り投げられる。
それが成長する者たちです。
縛られるくらいなら何もないほうがずっと面白い。
選手らよ、変わり続けよ。