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初めてのチームに赴くときに、いつも体力的な強さを訊いておきます。
ここで言う体力とは、シンプルにスタミナ、心肺持久力のことです。
強化し始めならば当然、まだこれからとなりますが、現監督のもとで何年も活動している場合には「大丈夫」といった返答をもらいます。
私の印象のかぎりでは、どのチームも体力に不安があるような様子は受け取りません。
しかし、いざ練習を行えば、まだまだ伸び代を残していると実感することが圧倒的に多いのです。
身体の使い方云々も良い視点ですし、必ず成果の出る要素のひとつです。
それじゃあ頑張って習得しましょうとトレーニングを始めると、まず続かない。
すぐ疲れてしまって練習が続かないのです。
あまりに体力が低いので、その範囲内で練習するともうなにも身につきません。
身体に浸透していく負荷ではなくなっているからです。
なんだか勿体ないなぁ・・といつも思います。
こういったものは専門的な運動能力というより、もっと平たく言えば元気が溢れ出ていることであったり、漲る(みなぎる)エナジーみたいなことですね。
つまり人間の生きる源なのであって、どの年代だからとかこの競技にはなどといった話ではないのです。
なんの理屈も計算も要せず、あるべき活力として捉えるべきものだとはっきり言えます。
走り込むみたいなことでもなく、毎日の練習の強度を少し上げることで叶います。
ゆっくりゆったり時間を使う人と、あっという間に時間が経つほど元気よく走り回っている人の差ですし、弱く緩くプレイする人と、力を込めて踏ん張っている人の差ですから、ほんの少しの熱量ではないでしょうか。
要するに、立ち止まっている時間が多い練習と、動いている時間が多い練習で体力が変わるのですから、そこを一工夫するだけでスタミナは上がっていきます。
素人が多い、練習時間が短い、コートが小さい、それらの環境はほとんどマイナス理由になりません。
も〜〜〜っと大雑把に表現するならば、ダラダラしているかキビキビしているか、そんな話です。
血液を循環させた分、身体の内部は正常化し強化されていきますから、たったそれだけのポイントをつくだけで選手のプレイはエネルギッシュになり、チームは今よりずっと良くなるでしょう。
その上で、身体の使い方も精度を磨けば、より上達するはずです。
誤解無きよう、体力の無いチームはお断りなどと言っているのでは、決してありません。
体力がまだこれからのチームほど、どうぞ申し込んでください。
具体的な改善策を、一緒に練っていきましょう。