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練習をして、体が運動をよく覚えるときは、脳や神経が敏感になっていて吸収しやすいモードが作られています。
この状態を多く作りたいし保ちたいのですが、つねにそうはなりません。
やってもやっても入ってこないときはあります。
気持ちが意欲的じゃない状態のときもあるし。
いずれにせよ、あなたがいま、どのモードであるかで練習の成果は大きく変わることになります。
上達していかないものを練習とは言いません。
稽古、訓練、鍛練・・・・言い方はなんであれ、それらはすべて腕を磨くために行うものであり、技量の養われない時間は、あなたにとって最悪の浪費と言えます。
もの覚えの良い状態は、待っていれば自然とやってくるものでしょうか。
それは周期なのか。
どちらもノーです。
自分でつくらない限り、勝手にそうなってくれることなど絶対にありません。
精神的な面とは、つねに自らつくり出していかなくてはならないのです。
どのような人でも、精神状態の良いときと悪いときがあります。
ただそれが気まぐれとか気分で上がり下がりする人は、感情をコントロールしていない、もしくはできない人です。
伸びる人は、自分の中で良いモードを意図的につくり出し、どのような場面でもそうなろうと努めます。
それだからこそ、悪いときでも悪いなりの手がかりをつねに見つける。
伸びない時間も、じつは無駄では無いのです。
ただし、それは努め方次第。
伸びる可能性をスルーする人もいれば、伸びない悪い状態でも手探りで前へ進もうと粘る人もいます。
はっきりしていることは、準備の整っている人に成長の可能性が高いということです。
準備とは要するに動いている人のことです。
良い状態は勝手に来るものではなく、自分で創り出すもの。
もしそれを自覚していなくとも、常に進もうとしている人ならば、必ずなにかを手に入れるでしょう。
今日の練習に、スタンバイしよう。