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土壇場で企画した家族旅行から帰ってきました。
本来、休暇は疲れを取るためのものです。
しかし、ひたすら子どもが楽しめるようにと奮闘し、やはりここでも疲れます。
昨晩、帰宅すると親二人でホッとしているのです。
結果的には、どれほど仕事と家事で疲れても、家がいちばん慣れていて落ち着くのだと理解しました。
それはそれで、興味深い体験です。
少なからず我が家にとって、とくにたった今の生活は、それがいちばん心身に優しいようです。
よくよく考えると、アクティビティは体力を使いますから、癒やしや休養には無論なり得ません。
仕事も、子どもと遊ぶことも、なにかを行うときにはすべて、そこへ向かうパワーが必要です。
エネルギッシュな精神と肉体がないとできないのであり、反対にそういったことのリカバリーは熱を冷ますこと、つまり休ませることです。
バケーションの意味や使い方は人それぞれに違うものかもしれませんが、疲れを取るなら安息を得られる場所で静かにしているのが本当の「休暇」というものなのでしょう。
「仕事を忘れてパーッと発散!」の年齢では、もうありませぬ。