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2024/08/20 8:01 am

この夏を価値あるものに

今日も無事に新幹線に乗れました。

朝6:33発、新潟行き始発の新幹線です。

うっかり週末のつもりで家を出ましたが、今日は火曜日でしたね。

周囲の人たちの雰囲気がいつもと違うので、変だなと。

昨日、一昨日と、千葉県でクリニックをおこなってきました。

ひとつは船橋、ひとつは松戸です。

埼玉から行くと方向が同じ、つまり道が一緒です。

どちらもスポットですが、2日間、偶然にも同じルートを通うことになりました。

千葉は地形的に海の県でもありますから、湿度が高く、暑さとの闘いです。

最近は夕方に差し掛かると少し気温が落ちてくれますが、蒸している分、体育館は動きづらくなります。

それでも人間のエナジーは素晴らしく、暑さに抗って最後は力強くコートに立っていました。

不思議と、練習の始めよりも終わりのほうが平然としています。

これが環境への「適応能力」というものでしょうか。

わずか数時間のうちでも段々と変わっていくのですね。

素晴らしい能力を活かさない手はありません。負荷を掛けてこそ、私たちは強くなる。ならば鍛えよう。

逆手にとって自らを伸ばす材料にするならば、この酷暑も良い味方となり、夏休みが最高のトレーニング期に変わることでしょう。

少なからず、練習するならば意味のあるものにしたいし、やられっぱなしで過ぎていくことにはしたくありません。

命あるものはみな、環境に適応できる。

私たちもなんとか、暑さに慣れていけます。

なにもせず自然とそうなってくれることなどまさか無く、自らの意思を以て辛さに向き合うのです。

そのプロセスは脳から体へのアプローチと同じ。

つまりこの夏にスポーツをすること自体が、体力トレーニングそのものと言うことです。

涼しい季節と同じようにはいかなくても、端から無理と決めつけている思考と精力的に取り組もうという思考では、成果を大きく二分します。

頭で考えたことは体に乗り移るので、行動の違いは思い方の違いと言い換えられます。

気を高めないでぼんやり練習したら技量は習得されませんし、暑くて思うように動けずとも気を集中していれば物事は熟していくものです。

それを気温のせいにしたくないし、気温にやられっぱなしの夏で終わりたくありません。

本当は君もまだ頑張れるし強くなれるんだよ、というエールを込めて練習の内容にもそれを反映させました。

両日ともに、選手たちは練習の終わり頃がいちばん覚醒している表情になっていて、やはり若い力はいいナァと、素直に感心した不肖トレーニングコーチもじつは汗だくのクリニックでした。