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中学と言えば思春期、中学と言えば成長期、難しくも急成長するもっとも漲った唯一無二の年代です。
そのなかでも中3は上がるか下がるかの分かれ道にいて、自分を固定しないためにもしっかり鍛えねばなりません。
15歳と13歳、この差は段違いです。
ふたつに分けるならば中学3年生と中学2,1年生です。
双方の体力面は大きく異なるでしょう。
中3はからだつきが勝手に大人になっていく年頃で、すでに男性ホルモンも多くなっている選手がちらほらと見られます。
中2以下の子らよりも体格的にかなりの優位性があるため、チーム内ではライバルがいません。
ライバルどころか年下はまるで相手にならない。
だからはっきりいって余裕です。
中3にはこなせる練習でも、下級生はしんどいから、量的な負荷はその範囲内に収まります。
そうなると中3の体力的向上は停滞することになりますね。
ここに要注意なのです。
いまの自分に留まり、やることなすことがマンネリ化してしまうケースがしばしば見られるでしょう。
腰を落ち着かせてしまうと成長は止まりますから、伸びを継続するためにも中3の強度や量というものを考慮する必要があります。
コーチは、彼らにとって十分な練習を見つけてやらないといけません。
選手自身も、身の入らない軽い練習をしていることを認識し、自らその行動を変えたいところです。
さて、それで今回の練習はどうだったか?
学年でグループを分け、レベル相応にトレーニングできるようにしました。
私が中3を主に鍛え、ヘッドコーチが下級生を見てくれました。
中3は掛ける負荷が一段変わります。
それをするとようやく彼らは伸びる。
上のクラスをさらに上達させるためにも、中学スポーツは身体的かつ運動的な成長具合をとくによく加味した設定が望まれます。