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熊本へ行ってきました。
高校の男子バスケ部さんですが、年々、ちょっとずつ頑張れる感じが戻ってきているのを実感します。
強いチームには優秀な選手がいます。それは勧誘して引っ張っていますから当然のことです(この高校の事ではありません)。
普通のチームにも稀に飛び抜けた良い選手が来ると、途端に成績が跳ね上がったりすることがありますね。
そこには要因が一つしかなく、しかも巡り合わせという幸運があるのみですが、それではひとつも楽しくない・・・と僕などは考えるほうで。
大方のチームにおいて、選手の素材が良いか悪いかはその時々です。それを頼りにするわけにはいきません。だから必死に努力しないと。
自力で強くなって勝つことが大前提であり、現実的にそれしか望みがありませんから、それは勝とうと思ったら並大抵の鍛練ではないのです。
本当に強いチームは、スター選手がいたから勝つのではなく、日々のたしかな成長により力を授かっているのであり、そういった自助力の上に良い素材の選手が加入しますから、うまい選手がさらにうまくなります。
どれだけ飛び抜けた選手が入部しても、またはまるで反対の初心者クラスの選手であっても、うちに所属したからこそこれだけ上達したという結果を残すのが、コーチの仕事です。
だからどのクラスの選手でも、必ず鍛え上げて能力を伸ばす。
伸びしろを見つけて、大いに頑張ってもらいます。
良い選手がいないから弱い、良い選手がいないから頑張れないということには断固したくありません。
仮に優秀な選手が入ったとしても、それを頼りにした勝ち負けなど絶対につくらない、いやそんなものはまるで面白くない。
だからチームはつねに創作します。人の手でゼロから耕すのです。だから「チームづくり」です。
監督さんも、不肖トレーニングコーチの僕も、そこが一致しているので難しい局面もあまた乗り越えて、選手らが少しタフになりはじめています。
いまの時代にこそ、1本ブレない芯が必要なのです。
次回は新入生もいるGWに足を運びます。