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初日の練習が終わり、ホテルに入りました。
このあとはチーム保護者の方々と、おそらく大いに盛り上がる宴に参加します。
来年1月の初陣新人戦に向けての、大人だけの壮行会です。当然、僕も喜んでお付き合いします。
ウィンターカップで3年生が役目を終え、本当の新チームとなる時機になりました。
新チームの入りはエネルギーが必要です。
世代交代というものがすんなり済むのを、あまり見たことがありません。
みなさんはどうでしょうか、あまり気にしたこともないですか?
日本のスポーツではどうしても学年毎の順番で行うことが多く、3年生が抜けてからの再スタート新スタートにはモヤモヤが生じます。
それを事前に予期して、うまく処理しているチームはスタートの伸びが良く、なにもアプローチしない考えないケースでは一気にしぼんでいくことも少なくありません。
戦力や成績が落ちることを能力の差にする人がいますが、重要なことを見落としています。
物事は良いことが起こったあとは必ず下がるのです。
しかもそこに世代交代が重なって、より一層、急降下していきます。
3年生が間もなく引退するという頃になると、現チームと新チームの両面を同時に考えまたプランニングしないといけません。
以前、全国常連の高校チームで、夏休みからは3年生と2,1年生で分けて練習を組んでいた監督さんがいました。
多くの部活動ではそのような贅沢な環境はもらえませんが、目標とアクションは別のところにあるからこそ、そうせざるを得ないということでしょう。
このことは全てのチームに当てはまる可能性があります。
それは強くても弱くても、やはり新チームへの移行期はそれ以前を引きずるのが常ですから、きちんと整理して計画的なスタートを切ることが成長の絶対条件です。
なにもなくただ、ひと学年が居なくなり人数が少なくなったのではありません。
まったく性質の変わった新たなチームが生まれたのです。
3年生がいた頃のチームなど、実はほとんど参考になりません。
でもそれを宝物に変えられるチームもあります。
次の2,1年生が自分の頭で考え、目的や目標を携えて具体的な行動計画を「実行」することをすれば、先輩の抜けた穴は、まるで無かったかのようにすぐに塞がります。
流れでそのまま行ってはダメなのです。
保護者主催の宴の時間となりました。
私たち大人は間接的な関わりですが、それでもできるサポートで支えたいと思います。