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練習の前半にひとしきり走って跳んで体力的に追い込み、バテて動きもノロノロとなってしまったのに、それを越えるとなぜか今度はパフォーマンスが冴えはじめます。
その日でいちばんの精錬された動きになります。
99%の練習では、いつもこの手前でやめます。
ハードにはおこなっても、バテた時点で充分限界まで追い込んだとして、それ以上はしません。
でも実際は、気持ちが向いていない状態のバテであり、それは本当の能力よりずっと手前でパフォーマンスを落とします。
その気になっていなければすぐバテるのです。
それを見破っている人、経験のある人は、もう一歩グッと先へ踏み込みます。
そうすると、前半よりも明らかに高いレベルのプレイを見せます。
本当の実力はそこです。
脳が覚醒しているか寝ているかで雲泥の差があり、99%は寝ている状態で「これが限界」と判断しています。
実はそうじゃない。
その人なりのいまの上限があると思います。
それをもうひと踏ん張りあと5本、もう10分と踏み込んでみるのです。
当然の事として、もう疲れているからこの程度の運動量で良いという甘えは断じます。
もう動けないと思っていても、目標としている数値やパフォーマンスはちゃんと狙って、それができるように頑張るのです。
本気になると、疲れてバテているのになぜかピカイチの動きが生まれます。
これが人体の不思議です。
要するに99%は無意識下で、脳が抑え込んでいるということです。
意図的に下げている。
そこを実力のてっぺんだと思っているわけです。
限界突破、それは脳がそう選択することですから、自ら上げられない人は外の環境をつくって「やるしかない状況」を外的にもらうと良いでしょう。
怠け者には、もうそれしか方法はありません。
自分で頑張れなくて眠った実力を引き出せないのならば、外の環境や他人に頼りましょう。
とにかく脳を目覚めさせなくてはいけません。