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チームづくりが奏功する秘訣は、つねに結果から学ぶことにあると知ったのはわりと最近になってからです。
頭に汗をかいて色々と試すこと、ひとつを徹底的に深めることもあります。
それらは相反しません。
結果を以て絶えず改める姿勢があれば、術はどうであれ必ず良くなっていきます。
良くならないのは、学ばないからです。
結果とは試合に勝った負けたを言うのではありません。
普段のスポーツ活動にある毎日毎時間毎分毎秒の結果です。
今日は意図してこのような練習をしてみた、さてどうだったか?
マンネリから脱するために刺激的な策を施してみた、どんな様子だった?
からだづくりも絶えず実践と検証です。
狙いを以てあることを試し、良くても悪くても結果を求めてそこからさらに考えていきます。
練習メニューを作って終わり、実践して満足ではありません。
新しいことを試しつつ、同時にその場で結果を拾い上げていくのです。
これがいわゆるフィードバックです。
自分から拾いに行くことでより発展します。
誰かに指摘されたから、試合に負けて痛い目を見たから考えるのではもう手遅れです。
手を伸ばさずして良いデータやアイディアを得られるなどと思うなかれ。
フィードバックは誰がくれるものでもなく、自ら拾いに行くものです。
どんなに軽く小さな一歩でもその影響を受け止めて感触を探ると、次には何をできるかが見えてきます。
大きくは上手くいかなくても、それを繰り返せば確実に前へ進める。
だから日常のいろんなところでフィードバックすべきなんです。
ANAのApple Watchの件は、まさかクレームをつけたなどという話ではなく、ユーザーとしての使用感を起こった事実と共に情報として開発者へ伝えたのです。
ユーザーは部外者でしょうか。僕は部外者?
いや当事者です。
開発はしていませんが使っています。
まさに結果の証人です。
アプリを使ったANAの通信サービスがさらに向上するよう、データを共有したまでのこと。
本当はもっとANA自らそれを拾い上げに来なくてはいけません。
エラーが起こってその不満が強まってから、ようやく不評に気づくのがいまどきの日本スタイルです。
だからどうしても文句や悪口になります。
それはフィードバックではないし、文句悪口に役立つデータ(結果)はありません。
fbやTwitterで不満を吐き出したり、サイトレビューに怒りを書き込んだりするのはすべて陰口だし、それは書かれた側が見たとしても改善やアップデートは起こりません。
卑怯な誹謗中傷になってしまうからです。
改善して前へ進むことより、不本意にただ謝ることが優先されてしまうのです。
これから日本で、消費者が事業者を成長させるような向きになれば、きっと楽しくなると思います。
今日もやっぱりスポーツから話が逸れていきました。
本当はスポーツトレーニングの話に繋げようとしたのですが。
でも皆さんなら、万事に置き換えられるはずです。ナハハ