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つまり課題ありあり、問題山積ということです。
高岡でウィンターカップ予選後、新チームがスタートしました。
私は以前から改革を提案していて、世代交代したこのタイミングで着手するのがベストであると考えています。
バスケットボールを高めるためにこそ、改善すべきことが山ほどあります。
練習の入り方については、初めて訪れた日から指摘しています。
どのような始まり方をするかで、その日のすべてが決まり、つくりを誤ると練習中にあとから上げられることはありません。
私は指導現場でそれを幾度となく経験してきました。
またチームの綻びや油断などはあらゆる場面に顕在するので、それらを見直すことも重要です。
つまらないことですが、MYボトルやMYタオルをきれいに並べてみたり、ステージ上にあった部活リュックを一列に隙間なく並べ、脱ぎ捨てられているジャージ類をたたんで自分のリュックの前に置きました。
これが次回、訪問したときにどうなっているか、ひとつの指標となり得るでしょう。
練習中の些細な準備片付けも時間が掛かるので、それらはすべて動きが早いはずの上級生が行うこととし、返事や声出しの弱さも鍛えるべくみんなで号令を叫んでみました。
こうした行動のひとつずつに、楽をしたり、いい加減にやっているバスケットボールへの不誠実さが顕れていることを自覚するのです。
バスケットボールに誠意がないということは、すなわち自分を雑に扱っているということに同じなのです。
自らをダメにしていく行為行動を無意識におこなっている現状が言わばチームの腫瘍であり、こういったものは急にできたものではなく慢性的であるためダメージが大きく、一筋縄では行きません。
チームの成長および選手自身の技術向上を妨げている部分であるため、放っておかず今からでも改善して未来に繋げるのです。
この新チームだけの1年間を見ているのではありません。
中長期的なチームの将来まで見通した上での一歩、この1年、この新チームを考えて実行していきます。
監督さんとも常々、よく意見を交わしています。
できる行動や当たり前の思考をつくるというだけですから、頑張る必要はなく誤りを正していくのみ、改善は十分に可能です。
人間ならば誰でも抱える劣等感、優越感、慢心、天狗、思い上がり、背伸び、カッコつけ、見栄、無力感、自虐、自信の無さ、こういったのはすべて頭から生まれるものであり、試合とか人生の結果ということに因るものではありません。
日頃の習慣のなかにすでにして出ていますから、行動から変えて成長を邪魔する脳の不純物を取り除いていくのです。
新年度に入るまでがひとつの目安となります。
雰囲気をガラリと変えて周囲に変貌ぶりを知らしめたチームもあります。
ここでだって、できるはず。
とても楽しみです。