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からだを鍛えるためにはまず頭を鍛えよと、選手に常々、投げかけています。
頭は考えることをしないと、回転させる力がつきません。
日常からどんな行動においても、意識を向けて取り掛かる必要があります。
動きの遅い人や段取りの悪い人は、頭が回転していないから鈍いのであり、それは日頃から磨いていくものです。
頭を回す訓練をしなくてはいけません。
脳が動かないと、肉体も動かないのです。
運動神経は体が持つものというよりも、頭に備えられているものです。
運動が鈍い体を持っていると思われがちですが、いちばんの影響は頭が使われているかどうかです。
モモが上がっているか、身体の向きはどうなっているか、足の着く位置はどこがいいか、すべきことに神経を注げば動作は一気に向上します。
急にうまくなるのです。
これは使っていなかった脳が使われ始めたからで、もとより難易度の高いことなどなく、強く注意を払えばちゃんと体は操作できます。
それができないのは頭が働かないからであり、日常生活で考える訓練を怠っているからに他なりません。
五感を使って様々な情報を受け取り、それを処理するということを絶えずしていると、頭の回転力は上がります。
考える力がつけば行動の質も、その作業量もまるで変わるのです。
そういうのがあって「頭を鍛えよ」と言い続けています。