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変えることをいとわないチームは強くなります。
変えること、増やすこと、減らすこと、つねに最善を尽すべく積極的に動くチームにはたくさんの経験が積み上がり、壁や失敗も込みで上昇していくのです。
成長を総合的に見られるかどうかです。
以前からの同じことを同じようにずうっと・・これは否定的な思考です。
さらに強める、新しいことに取り組む、不要やマイナスなものは捨てる、そういうことを絶えず繰り返す行動性は、肯定的な思考から生まれます。
ただし、他人に変えさせられるのではいけません。
保護者などのクレームで強い練習ができないとか、学校の縛りにより練習時間が削られたなどは、抑えつけられ不自由になっているだけです。
そうではなく、みずから選択し、より練習強度を上げたり、内容を吟味して根本から変えてみたり、遠征に出向く頻度や対戦相手を見直し最も成果的なものに改めてみる、といったことを主体的に行うことで結果も自ずとついてくるのです。
多くの場合が、結果を出したいと言いながらも現状をわりと気に入っており、何をすれば良いのかもちゃんと判っているが実行に思いきることができない、という決断の弱さが目立ちます。
日本人らしいとも言えます。
企業体ではない有志の部活や外クラブであっても仕組みやルールを変えることに臆病で、以前からのものをやめるとなるとためらってしまいます。
また、世間と異なったことをしたがらないという心理も働くでしょう。
ありのままに申して、そこを克服せずして強化は実りません。
才能だなんだの話より、行動の弱さが奥深くに根を張っていることこそが真の問題なのです。
敵は我にあり、とはよく言ったものです。
フットワークの軽い人から見ると、その反対をしている人がなぜ結果の出ることをしないのか、きっと不思議に思っているでしょう。
しかし動けない身の重たい人にとってはそれが普通であり、重いとも辛いともさして感じてはいません。
不肖私は、外から支える立場として、そこに苦しさがあります。
ありますが、そんなものはへっちゃらです。
身を以て示していけばよいのだし、風を吹かせるのが我が仕事だッ!ナ~ンテ
チームに安息の地をつくってはいけないのであり、成長するときはいつもハラハラドキドキワクワクしているものです。
ぬるま湯に浸かっている自分、リスクに尻込みする自分、そこに居心地の悪さがあるから、躊躇わずに前へ出ることができます。
梃子でも動かぬタフな現場で、ささやかに尽くすのみ。