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真剣に行わなければ、動きなど変わるはずもありません。
私はアスリートの運動の質を上げるべく、腕の振り方や足の踏み方など身体の動かし方の感覚を教え、運動技術能力を発達させる指導をおこなっています。
小難しく言っていますが、ようは運動を巧くさせるトレーナーです。
人の動きなどそう変わるものではない・・と思っている人は、その体験が無いからであり、実際はたった一度の練習2〜3時間でも動作は良くなります。
それは教え方も多少はありますが、主たる要素は運動を司る脳にあります。
動きを探ろうと研ぎ澄ますと感覚が鋭くなり、からだが思った通りに動きます。
すぐにはできなくとも、繰り返すことでイメージする動作に近くなっていき、動作の質が大きく変化するのです。
集中できていると、身体は新しいものを習得してくれます。
力を込めずなんとなくやっている奴に、能力はつきません。
言い方を替えるなら、真剣に行えば誰だって見違えるということです。
普段から、そういう練習を目指しています。
たくさん発破を掛けて、怠ける者にはペナルティを課し、何度も同じ動きを繰り返して脳と身体に覚え込ませていきます。
本気で手足の動きを教わったように動かそうとしているか、この本気度によって身につかないはずの動作が身につく、できなかったものがあら不思議、見事にできるようになります。
私はこうして変わる選手を山ほど見てきましたので、良くなることが普通だと思っています。
しかし選手のほうは違います。
自分が経験するまでは、いつもいつまでも同じ私です。
足の遅い子はずっと遅い、ジャンプ力の無い子はずっとない。
そうして自分の能力はこんなもの、というのが擦り込まれ、変わることはあり得ないこと、になります。
トレーニングを大体で済ませる癖は、ここに原因があります。
下手なままでもそれが自然なのです。
変われる自分を知ればきっと意欲が上がるはず、そう信じて今日も全力で練習します。