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今日は午後1時より、春日部市の高校男子バスケ部でトレーニングを行います。
このチームは先代の顧問から始まって現在も契約を続けており、定期13年目です。
たったいまは定期チームが約60%、スポットチームが30%ほど、残り10%が一見チームとなります。
はじめはどのチームも最後の10%からスタートし、そこから定期とスポットに加わっていきます。
スポットでも実際は付き合いが長くなりますから、定期と同じように、繰り返し指導を重ねています。
つまりスポット30%と一見10%は別のものです。
なぜそのようなことを書くのか。
チームづくりを補完することが私の仕事で、裏からささやかに尽くし絶対に前へ出ず、それでいてチームの成長に一つの責任を負っているとも自覚しています。
成果を出すためにはチームの一部となり、時間を掛けて指導する必要があります。
選手が日々、トレーニングに取り組み、それをまた私がブラッシュアップして中身を深めていくその繰り返しにより、叶わないはずのレベルに成長できるのです。
ただここ最近はトレーニング依頼をもらうなかで、継続を目的としないチームが増えました。
たとえば定期を申し込まれても、たった1年でやめてしまいます。
スポットだと2回くらいで終わります。
自らの意思で始めたことが、事情は様々あれど、結果的に続かないのです。
ありのままを申せば、伸ばしてあげられない歯痒さに包まれます。
それは私個人の感情ですから消費者には関係ありませんが、成果が生まれないことはチームにとって重大な損失となります。
私は初めてのチームであっても、事前のヒアリングを欠かしません。
なんとなく知らない選手、知らないチームに状況も事情も把握せず練習を行うことなどできません。
初めてだからこそよく観察し、よく考えて導入を図るべきであり、ピンポイントの練習をしてあげようと努めています。
したがって、一見は受けたくないというのが本音です。
花の咲かない現場ほど、つらいものはありません。
今年を含めた3年間で、一見の申込みが急激に増えました。
そこから定着、継続されるのは30%ほどまで減っています。
問合せだけも含めれば、さらに低くなります。
誠恐縮ながら、すべてのバスケットボールチーム、バスケットボール選手に提供できる仕事を持っているわけではありません。
不肖私がお力添えするのは、積み重ねる手段としてトレーニングを考えている皆さまです。
なにぶんからだもあたまも一つであり、地道にこつこつ継続するタイプのチームを支えるのが精一杯です。
紹介以外はすべてメールから依頼が来ていますので、お互いの不安を長引かせないためにもはじめにそこを伝え、お断りする可能性も正直に示した上で相談を受けるようにしています。
一見10%はこれ以上、増やすことはできません。
そこから継続されていく仕事を増やすことが重要です。
夏休みも三つの初チームが入り、2025年上半期はこれで五つとなっています。
そのうちいくつのチームが続けるでしょうか。