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柏崎ではいつも週末を使いますが、はじめて平日の夜にトレーニングを行いました。
選手らは普段からこの時間に練習していますから、とくに変化はありません。
ただ年6回の『バスケットボールのからだづくり』は、初の夜開催でした。
選手の調子が狂うケースもあるのですが、ここ柏崎RED SHARKSの子らはいつもどおり、自然体です。
今回は毎度の基礎鍛練である足づくりやからだづくりを実戦においてチャレンジし、トレーニングとゲームが見事マッチングする貴重な機会となり、全員が上達しまくる素晴らしい2日間でした。
トレーニングだけをしていっても、それがコート上で発揮されるとは限りません。
むしろトレーニングのためのトレーニングになってしまうケースが多数です。
とくに中学生なのでゲームの感性はまだまだ弱く、鍛えるだけ鍛えて実戦ではヘナヘナなんてこともザラです。
せっかく頑張っても宝の持ち腐れで無駄に終わってしまうし、ゲームに活かされないからトレーニングそのものも伸び悩みます。
そこで、普段、フットワークしている足がどうして必要かを肌で知るために、監督に提案して5対5のラリーで実地訓練することにしました。
そうしたら予想以上に実りが大きく、繰り返すほどに選手らのからだにグングンと入っていったのです。
足づくりとバスケットボールが直結し、型だけのものから対人勝負へと応用されていく様子が見られました。
いつも以上にタフで白熱した練習となった為、動画の撮影はありません。
撮る余裕が無いのもひとつですが、あまり撮影する気もなかったのです。
今日のような練習は、やはり現場でしか体験できません。
誰でも無条件に見られる動画で公開できる内容は限られます。
いまはInstagramの動画を見て相談してこられるチームも増えていますが、そこから入る印象と、実際の現場はまるで違います。
無論、現場の動画を公開しているのですが、見せるための内容で構成しているのと、現場で勝つために本気でトレーニングしているのと、同じはずがありません。
もっとも力の入った場面は、そこにいる人間のみが実体験することができます。
それらは今後も一切公開しません。撮影もしません。
話を戻して、柏崎RED SHARKSは新たな試みに取り組み始めました。
それはトレーニング・レベルが、ひとつ上がったということでもあります。
前に進んだ楽しさは、よりきつさが増すことでもあるから、選手は二つの強い感情を共生させながら、しばらくは精神が落ち着かないでしょう。
それもまた今しかない、青春のひとつです。