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チームとして、本気で強くなろうと思えば大抵が叶います。
すでにあらゆることを取り入れ、それで成長もしたうえでさらにもっと強くなろうというのなら苦悩するでしょう。
でもほとんどの場合は、なにもしていません。
努力していないってことではなく、やってみる価値のあるなにかが、探せばまだ色々とある場合が多いということです。
些細なことでも、自分を伸ばすきっかけになり得るものはあります。
もっとこうしてみよう、という試みはたくさんあっていいのです。
たとえば今回の柏崎では、チームでおこなっているフットワークのメニューについて、動作の速いものとゆっくりしたものに大別しました。
1往復のところを片道だけなど本数も減らして、そのかわり行き帰りでいちいち止まらないで、流れるように連続してメニューを切り替えていきます。
一つを行うのが長い、遅い、緩い、これらを解消する策を子どもたちに提示しました。
テンポが悪いとジト〜っとして気持ちがのっていきません。
活気をつくるためには、テキパキとした練習の運びが必要です。
声が出ないとか、力が入っていないとか、曖昧にやっているみたいなことは、フットワークの運び方が良くないから起こります。
できるだけ進行が途切れないように工夫して、練習がからだにグッと入るようにしました。
また、筋肉に負荷を掛けるようなメニューは、調子が上がってからじゃないと頑張れません。
フットのはじめは、筋トレっぽいものより走るものにして、まず集中力を上げるのがベターです。
さらに心拍数が上がって血流が良くなったところで負荷の強いトレーニングを行うと、成果が見込めます。
運動はからだよりも脳(心)が先行します。
頭がすっきり冴えているとからだがよく動きますので、その手順を作った、ただそれだけのことです。
こういった創意工夫は誰でも考えることができて、しかも変えられるところは数多くあります。
コート面積における使い方の工夫、時間配分、順番を入れ替えてみる、テンポを早くする、動作のポイントを明瞭にするなど、このほうが良いと思ったら積極的に試すべきです。
練習の中身だけに留まらず、チーム活動の様々なところを観察して、全体が良くなる策をこうじてください。
僭越ながら、不肖トレーニングコーチの端くれとして僕もアドバイス致します。