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今年初めにWEBサイトをオープンして、業務を手早くするため紙書類をすべてデータに置き換え、収支をゼロから見直して価格を上げ、外への発信を文章はブログ、映像はInstagramに固定しました。
これらの強化によって、まだ6ヶ月時点ではあっても、コロナからの回復においては少なからず良いスタートを切れました。
曖昧だった部分もだいぶ整理されたように思います。
僕自身の理解が鮮明になりました。
一方で、バスケットボールにおけるからだづくりのコーチという職業は、人手が無くなっているように感じます。
一時は僕がベースとする年齢層にも、新規参入がたくさん来て賑わっていたこともありました。
それらの人たちはもうまったく見なくなり、いつの間にか違う新しい人たちが入ってきています。
問題は次々と入れ替わることです。
顔を見せてはいなくなり、また新しい顔を見る。
定着せず、外から入れ替わり立ち替わりバスケットボールに手を伸ばしている様子です。
昔よく情報交換していた仕事仲間も、周囲でまったく噂を聞かなくなりました。
現在はスキルコーチとかスクールコーチみたいな人が増えて、新しい人たちも当然盛り上がっているジャンルに手を伸ばすから、益々教える人は増えていきます。
でも5年後、早くて3年後に、そのジャンルはどうなっているでしょうか。
コーチがたくさんいて、スクールも増えますが、利用する人が少なかったりそこへ投資しようと考えなかったりすれば、その仕事は消えていきます。
最後に生き残り、長くずっと続くのは、本気で汗を掻いている人だけです。
ほとんどの人は数年でいなくなるか、仕事と言えない程度の小さい活動か、ボランティア状態か、もしくはそのジャンル自体が衰退する可能性もあります。
スーパートレーナーなど、ごく少数しかいません。
野球やサッカーの話であって、バスケットボールにはさらにいません。
しかも大きい市場へ行くから、当然プロ選手や世界レベルのアスリートがお客さんです。
もともと一般に普及するようなジャンルではなく、そこに入ってくる本気の人などいません。
10代の扱いだって大変ですしね。
だから整体師とか、ケア担当の人がトレーニングも兼務している場合が多くなります。
トレーニングコーチというポジションが死んでしまうと僕自身も死ぬことになりますから、頑張る人がもっと増えてほしいと切実に思っています。
期待されないジャンルになってしまうことは避けないといけません。
からだづくりを肉体改造で考えるのではなく、スキルとからだづくりを分けるのではなく、理論より成果主義で捉えるトレーニングの専門家よ、出でよ。