Blog
今回、6月の高校ブロック大会へ臨むチームがあります。
前回出場の先輩二人が教育実習をしていて面白い巡り合わせを感じていますが、経験者から多くを学んで本番に備えてほしいと思います。
運動の技量や体力を絶対値で表すならば、充分ではありません。
前回出場と並べれば、能力には大きく差があります。
それはトレーニングの様子から、実習生たちの目にも映ったと思います。
それでもなぜ同じように上の大会へ進めるのか。
チームを勝ち星へ繋いでいるのは「持続力」だと実感します。
いま持っている力を精一杯に出し続けることで、大きく崩れず取りこぼさず、ギリギリのところで「安定」をつくっています。
ムラや波を抑えることが、このチームの生命線です。
これは完全に精神面に因るものと言え、秀でた力を持っていない分、人一倍に油断や甘えを断じ、それをずっと続けることで踏ん張っているのです。
外には決してわからない、顧問の先生が必死に働きかけている見えざる努力の成果です。
他校よりも気を張り続ける分だけ、我々は本番で少し勝つことができています。
気持ちだけでどこまでやれるものでしょうか、それは果たしていつまで持つでしょうか。
本人たちがいちばん苦しさ厳しさを承知のうえで、同時に命綱であることも理解しています。
ほんのわずかでも兜の緒を緩めてしまえば、そこで確実に総崩れします。
自分たちの心に、人間というものの性格に油断してはいけません。
すべての紐をギュッと固く縛って、ブロック大会からインターハイ予選と続くタフなシーズンを逞しく駆け抜けるだろうと信じています。
全員成長!