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今日2月14日は、巷で言うバレンタインデーでしたね。
まったく関係ありませんが、今日は東京都の高校女子バスケットボール部で半日だけのスポットクリニックを行いました。
僕からチョコよりあまーいトレーニングをプレゼントしてきました。。
さておき、久しぶりに体力のあるU-18カテゴリーの女子選手たちでした。
はじめて教えてこれほど身軽にかつタフに動けたことは、あまり経験がありません。
彼女たち、今度のゲームは勝つんじゃないかナァ。
お世辞でもなんでもなくて、本当に3時間、目一杯にフットワークをしましたから、20数名がみんな立派に最後まで力強く練習できたことは、記憶の限りでは初めてのような気がします。
それくらい、すでに芽吹いているポテンシャルだったように思います。
先生と事前にメールで何度も打ち合わせをして、練習のはじめに選手たちの動きもよく観察しました。
その上で、普段どおりにおこなってもらったフットワークの途中で目星がつき、それを中断してもう一度はじめから僕のエッセンスを加えてフットを行いました。
フットワークで重要になるのは、なんの運動なんのプレイを再現しているのか、ということです。
必ず具体的なポイントがあるので、(1)それをしっかり理解すること、(2)そのポイントに精一杯の力を込めること、が鉄則です。
そしてゲームに於いてそのポイントが輝くためには、体力を伸ばす必要があり、フットでも強く速くといった負荷を思いきり掛けることが肝心なところです。
そのようなことを話しながら、はじめのメニューからひとつずつ、トレーニングポイントを最大にしていきました。
足を広げるところはちゃんと広く、しゃがむならグッと深く、スキップもタタン!と強く床を弾いて腕回しもそのインパクトに合わせる、そうやって質を高く行うことで実りを得られます。
またバーベルを使ってウエイト・トレーニングもしているとのことだったので、それが直接にコートへ表現されるべきであること、直接とはどういった意味かを実技の中で感じてもらいました。
ウエイトもフットもボール練習も、なにも変わりません。
すべてはひとつの「勝つためにつくるバスケットボール競技力」です。
繋がっているし、それぞれがダイレクトであることが必須です。
最後にオールコートを走ってタイムを測定し、それを活かしてドリブルで走り、ドリブルの影響を知ったところで腕立て伏せにチャレンジしました。
すべては一本に繋がった鍛練です。
こうやって様々な取り組みを重ね合わせれば(精確には重なっていることを理解すると)、すべての練習が一体になることを体験してもらいました。
そのレッスンを、彼女たちの普段のフットワーク・メニューだけで実践できたのですから感心します。
ぜひ作り直してみてくださいと監督さんにもお願いし、春の大会を楽しみにしたいと思います。
全員成長!!