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トレーニングをしようというとき、またチームづくりをしようというとき、大事なことは物事を為した先に成果を得ることです。
「為して成す」
これはしっかり頭に定めておかないと、取り組み自体を間違ってしまいます。
どんな練習でも、どんな戦略と戦術でもいいですが、それが以前よりも発展した結果を生んでいるのか。
為しても成されなければ、それは本当の望みを叶えられてはいません。
でも私たちの日常に多いのはどっちなのかと言えば、「成す」よりも「為す」ではないでしょうか。
良さげなドリルやオフェンスディフェンスのシステムをいくつも探していませんか、「どれがより有効的な方法なのだろうか?」と。
そしてどこか有名なチームや強い選手の練習を真似しようとしていませんか?
成功者を真似れば成果が得られるという思考であるうちは、きっとなにをしてもうまくいきません。
原因も要素も、自分自身が持っているのです。
いまあなたが直面している競技者としての課題、チームの課題、「どうも伸びない・・・」と苦労や悩みもあるでしょう。
その行き詰まりを突破したいはずです。
では目的を果たすパワーの源は、より効果的なドリルや精巧な戦術にあるのでしょうか。
現実をよくよく考えれば、それら戦術をいかに細部までマスターし、ドリルだって鍛えに鍛えて技量をとことん伸ばす、だから時間が掛かるし体力的にきついです。
でもその頑張りに答えがあります。
からだをつくり、足をつくり、運動能力もうんと伸ばして、バスケットIQと感性も深めてと、そのように逞しくなったあかつきには間違いなく結果が伴うことでしょう。
それがようやくにして正解なんだと思うのです。
行うことで正解にせず、結果を出して正解とする。
自分の望む結果を得るために、欲しい技量や能力に近づけるために本当はなにが足らないか、視点を正しく定めることです。