梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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毎日のちょっとずつ

 バスケットボールの試合をしたり、その練習をしたり、そのときに起こる様々な失敗は、日々にも起こっていると自覚しているでしょうか。そのような事を感じたことはありませんか?

 視野が狭い人は、バスケットボールのときだけそうなんでしょうか。注意力の薄い人は、練習中だけそうなってしまうのですか?

 違いますよね、試合でいきなり普段していない事をできるはずないのですから、自分のいつも通りがコートの中で出るに決まっています。

 いつも会話が幼稚な言葉遣いである人は、思考も浅く聞く力と説明する力がありません。それでどうやってこのコート上の困難な状況を、5人で乗り越えるのですか?正しく質の高い会話ができなくて、ものの理解も悪くて、どう局面に対処できるでしょうか。

 面倒くさがりで飽きっぽくて我慢のできない人が、地道な鍛練をどうして続けられるというのでしょう。事はコートの上だけで起こっているんじゃありません。なにか問題や欠陥があるのなら、それはあなたが日頃からそうしているのです。

 どんな人も、突然に冴えた行動はできません。毎日毎日、ちょっとずつ心掛けて努めるからこそ、大事なときにも普段どおりそれができるということです。

 コートでは、普段どおりのあなたが出ます。練習している時間は「普段」ではありません。何気なく過ごしている多くの時間、日常生活でのあなたの感性がそのままバスケットボールに表れます。

 だから、ほんのわずかな一日のひとつひとつを、丹念に心掛けていきましょう。