梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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新学期の一大イベントと言えば

 まもなくすると新入生が来ます。もうそんな時期となりました。クラブによってはすでに中3が、しばしば練習に参加しているところもあるようです。高校の話です。これが中学なら、小6ということになります。土日に来ているそうです。

 大抵は新入生の世話を、歳のひとつ上つまり2年生がします。今はまだ1年生ですけどね。まもなく新2年生となります。私の場合はそうしています。1年前に先輩から面倒を見てもらった者たちが、その恩を次の世代に返す、これをしてもらいたいと考えるからです。

 4月前後の新入生シーズンに、世話役の先輩たちに何をしてもらいたいか。私が願っているのは、何よりも自分たちの背中を見せることです。

 世話をすると言っても、接待をするわけではありません。でも、面倒を見ることとは、至れり尽くせり手取り足取り構ってあげることだと思っている人は少なくありません。

 とくにこの時代、皆優しいので先輩たちは仲良く楽しく相手をしてあげています。必要なのはそんなことではありません。新入生と言ったって考える力、予測する力、行動する力は当然あります。手を掴んで引っ張って行かずとも勝手に着いてきますから、先輩は己の行動と姿勢で見せたらいいのです。

 練習への臨み方、頑張っている様子、気合の入っている雰囲気、オレたちはこういうふうにバスケをやっているぞと、それを自ら示して見せたら自然と伝わります。何を言わずとも。

 言葉で「こうしなさい」と説明しても、実際なかなか伝わりません。言葉ではすぐに行動を起こしませんし、言った通りにはほぼなりません。感じが掴めないからです。身を以て示す・見せる、そうして体験させるのが一番なのです。空気感を肌で感じること、これに勝る刺激はありません。

 先輩の腕の見せどころ、4月はまもなく。