梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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エースの証明

 チームの主たるメンバーは、コートの中だけでなく、普段の生活全般からトップであるはずだと思う。プレイで魅せるのではなくて、日頃の行動や姿勢で魅せてほしい。

 練習もトレーニングも、その取り組む様子、頑張り度合い、それがあるから誰も勝てない、やはりあいつはうちのエースだと、皆が認めるのだと思う。

 プレイは一番うまくて、点を取ってくれる。その分チームは勝てる。そいつのおかげで勝てる。でも練習は手を抜き、トレーニングは下級生より劣る。準備片付けなど雑用は一切しない。身なりがだらしなく態度も悪い。

 そんな奴がチームの中心になることは、あってはならない。ちょっと出来るからって普段をちゃんとしてない人間を、誰が認めるというのか。

 チームのエースと言うのならば、その証を示さなくてはいけない。そこで評価されなければ不条理だ。誰より努力しているから一番うまいのだ。スタミナもスピードも一番身体を作っているから、活躍しているのだ。

 上級生が偉くて下級生は子分なのではない。モップをかけ、ボールを磨き、誰より早く体育館に来る。その姿勢である者が評価される正しいチームを作りたいと思う。

「やっぱあいつやってるよな、俺なんか妥協してやってないから、そりゃ選ばれなくて当然だわ」

 そんな声が聞こえてくる集団であってほしい。そうしたらきっと、チームは一気に加速するに違いない。