梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

米トレが始まります

體づくりを最大限に伸ばすために、食べるトレーニングを始めることになりました。お父さんお母さんと選手、監督とトレーニングコーチとトレーナーつまり関係者みんなでチームミーティングを開き、話を具体的に詰めました。これからチームと家庭で協力体制を作り、お米を食べる鍛練をします。

米は日本人の礎です。力がみなぎります。この私のblogタイトルが「カラダミナギル」ですが、まさにみなぎった體を手に入れるマストアイテムです。

一所懸命にトレーニングをして體づくりを頑張っていますが、今一つその成果が見えていません。戦績にもまだ出てこない。足らないのはおそらく食事であるということで、チームと家庭と一緒に取り組む計画を立てました。

最終目標は1食につき米3合。茶碗で6杯です。どんぶり2~2.5杯くらいでしょうか。この食トレいや米トレですね。これは體を大きくするというだけでなく、もっと広く様々な事に寄与すると考えています。

まず持久力が上がります。当然ですね、栄養が足りず常に疲れていた體が改善されるのですから、必然的に長く体力が続くようになります。

疲れにくくなることで何が起こるか。練習やトレーニングの精度が上がりますね。同じことをやっても内容が格段に良くなります。質の向上です。

練習の質が上がれば、無用心なケガをしなくなります。頑張れば頑張るほど目減りする一方であれば、自ずと最後はケガに行き着きます。それが無くなるということです。

さらに、疲れにくいということはまた、疲れが取れやすいということも含まれます。これまでよりも回復が早くなれば、能力向上のスピードも上がります。ある1つのことを身に付けるのに3ヶ月4ヶ月掛かっていたものが、元気な體で練習できるようになって半分で習得できるようになることも、決して大袈裟な話ではありません。

そして睡眠です。あまりに疲れたり、または回復の栄養が不足していたりすれば、良い睡眠ができず朝の目覚めも悪いでしょう。疲れにくい體ができるということは、睡眠が良質になるということにも繋がります。睡眠だってみなぎる體があってこそのものです。

ぐっすりと寝られ、體も疲れず丈夫になってくれば、頭もすっきり冴えてきます。人の話を聞いたり、自分で調べたり考えたりする脳の活動も、良くなるのではないでしょうか。コメトレは学業にも大きく貢献することになります。やる気というものにしたって、體が元気であることと重なっていますね。

健康・免疫力という観点ではどうでしょうか。やはり大きな貢献がありますね。毎年冬になるとインフルエンザや胃腸炎など、病気が蔓延して試合がままならなかった、という話を聞きます。せっかく練習してきたのに、これでは台無しです。免疫力が高くなれば病気になりません。それはほぼ食の力です。

夏バテはどうでしょう。夏季に注意を払わなければいけないことですね。バテるのが早ければ練習の成果も上がりません。暑さに負けて弱くこなすだけであれば、もはや鍛練ではなくなります。熱中症なども、成長の妨げとなるものです。

またせっかく春までトレーニングで體を育ててきたのに、夏を乗り切るスタミナが無いために、げっそりと痩せ細ってしまうケースも多いと思います。元の木阿弥。エネルギーを蓄えるには食べるしかありません。バテてからは食べられませんので、たくさん食べられる力をつけておく必要があります。スタミナづくりは夏に大きな力を発揮します。

以上はスポーツパフォーマンスへの直接的な貢献ですが、もう一つ別の視点も考えてみましょう。

米をたくさん食べることを実践すると、ある一つのことが無くなります。それはお菓子を食べることです。米の量のノルマもクリアできないのですから、必然的に余計なものには手が伸びなくなります。

甘いものは別腹などと言いますが、それすら超える米ノルマです。もし食べてしまったら米が入りません。無理矢理にでも米3合を腹に入れるならば、余計なものを口にしなくなります。コーラやジュースなど、不必要な水分も摂っている場合ではなくなります。

お菓子禁止、コーラ禁止などと言わなくとも、食事のトレーニングを頑張ろうとすれば、自然とそういうものは無くなっていくのです。それは同時に、どこでも常に口にものを入れてモグモグとつまみ食いをするという、だらしのない生活習慣を変えることにもなるはずです。

最後に付け加えますと、食事の量が多いということは、食べる時間も掛かるわけで、つまりは逆算して朝起きる時間、夜寝る時間を変えなくてはいけません。これまでの無駄な時間の使い方を改善させることにも、繋げていけると思います。

好き勝手に食べているときには、学校へ行くギリギリまで寝ていて、寝ぼけ眼のままとりあえず朝練に間に合わせていたりします。日によって起きる時間がバラバラになり、朝食も食べたり食べなかったりします。

しかし朝から食トレをするとなれば、それなりの時間をしっかり確保しなくてはいけません。当然睡眠時間も減らせませんから、携帯をピコピコしたりTVをだらだら観て夜更かしもできなくなります。明日までの宿題など必要なことだけをして、これまでのような時間を無駄に浪費する生活は無くなっていきます。

こうして考えると、改善していけることが山ほどあるのが分かって、楽しみにもなります。

體が疲れやすいのも、それが取れづらいのも、ケガをしやすいのも、風邪をひきやすいのも、学業成績が上がらないのも、やる気が低いのも、鍛練の成果が上がらないのも、寝起きがだらしないのも、携帯をいじくるのも、すべて繋がっていて、それを米という一つが解決してくれる。

半分冗談、でも半分大まじめな私の結論です。

これはすぐに良くなるものではありません。たぶん半年一年二年と掛かります。最初の成果がうっすら見えてくるのも、3ヶ月くらいからでしょう。ほんのちょっとずつの歩みになります。ひたすら続けていくのみです。

必ず力にします。