梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

自己満足を越えて自己探求の人生をつくる

 自己探求している人、突き詰めている人の自己満足は最高ですが、動かない人の自己満足はどうしようもありません。

 大半は後者です。

 よく勉強する人でも、頭で納得・満足して、それで終わっている人がたくさんいるのではないでしょうか。

 身体の鍛錬でも同じなんです。

 子供たちはよく話を聞きます。真面目に聞いていますのポーズは素晴らしいです。

 しかしそれが本人の行動にはなぜか続きません。

 チャレンジしたのはトレーニングコーチから教えてもらったその日だけです。翌日からは?何をしていたのでしょうか。

 1ヶ月2ヶ月も経ってどうして何もできないのか。

 その日だけで満足しているからではないでしょうか。

 授業やレッスンを受けたそのときの新鮮さだけで終了してしまっている人は、多いと思います。

 つまり自身の取り組みとしては、何もやっていないのです。

 動いていない。

 もしくは聞いた内容とまるで関係なく、適当に流してやっている人もいるでしょう。

 教えてもらうことに甘えているのではないかと思います。

 もちろん子供に限らず大人もですけれどね。

 何事もやってなんぼです。

 勉強でも遊びでも部活でも、何かものにするなら、頭で理解してもスタートは切っていません。

 実際に自分で探求するところが始まりですね。やってみるから色々変わってくる。

 やらずして何が生まれるのかと子供に聞けば、皆「何もありません」と言います。

 解っているが動かない、一番いや唯一肝心なことが行われないという無情。

 ここをどうにかしなくちゃいけません。

 コーチには「動く」を作る使命があります。

 そこを子供たちと向き合うことは、チーム作りの核になると考えます。

 どのような進み方生き方をしたいのか、真っ直ぐに意思を聞いてみて、よく話をして、最後は自分の責任で選択させることを、親や教師、コーチがするのです。

 教える側も「教える自己満足」になっていることが、聞き手の「教わった自己満足」を助長しているかもしれません。

 何を教えても、聞く本人がその場しのぎであれば先には繋がりません。

 最も重要なのは教わった次の日からなのだということ、スタートは自分が動き始めてからという当然にして核心の定義を、真剣に考えてみても良いと思います。