梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

全力限界本気のトレーニングが始まるときはいつ来るか

 どうすれば勝てるのか?皆考える、悩む。手を変え品を変え、試行錯誤する。でも大半は単純なところに理由・原因があったりする。

 今日の自分の練習を振り返ってみるといい。それは鍛え尽くしたものだったろうか。昨日の練習を思い返してみる。これで確実にレベルアップできるという全力の取り組みだっただろうか。

 誰が何が評価するまでもなく、自分でちゃんと見えるはずだ。やっている自分、やっていない自分。足が速くなりたいと思っている人が、のろのろと走る練習をするわけがない。マラソンで優勝したいと思う人が、ジョギング程度に1キロ2キロなんてちょろちょろ走るわけがない。当然みな、身体がくたくたにやられてしまうような、心がくじけてしまいそうな、厳しい鍛練をしているのだ。

 しかし直それに慣れると強度を上げ、さらにまた上げとやって、一段一段、業に磨きが掛かっていく。肉体も技術も精神も、やればやっただけ確実に向上する。

 自分が伸びるか否かは、自分が知っている。では50kgのバーベルを持ち上げられるところを35kgでやっているようなやつはどうだ。より大きくひねったり深くしゃがみ込んだほうが、身体へ強い負荷を掛けられると分かっているのにやらないのは、どうなんだ。

 すべて自分で取っている行動だから、それで体力向上するのかはちゃんと本人が見えている。だから真っ直ぐに今日の自分を振り返ってみればいい。全体力でやらない者が強くなるわけもない。

 成否は日々の鍛練で決まる。あなたの強さは日々に作られる。だからあなたは自分の実力の大きさ小ささを間違いなく知っている。それで良いのか悪いのかも自分で確実に決めている。

 どこと試合をして何点差で勝ったとか、インターハイで何回戦だったとか、そういうことで未来を計るのではない。成績がこうだから自分はちゃんと頑張っているとか、それで過去に太鼓判を押すのは間違った見方だ。

 目先に囚われている人は現実を見誤り失敗する。結果で評価するのではなく、日々の修練・鍛練で先々の見通しを評価することが絶え間ない向上へと繋がるのだ。自分に課すラインを少しずつ高く上げていく人は、間違いなく成果を上げるだろう。

 物事はシンプルにできている。鍛え上げた者が力をつける。力をつけた者が勝つ。

 だからキミたちはもっと強くなる(強くなる伸び代があるが正確か)。カギは自分自身。手を抜き怠けるか自ら追い込むか。大いに心の中で葛藤しよう。それを乗り越えたら、とてつもなく猛者になるのが私には見える。