梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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努力に逃げない

努力に逃げない。昔読んだ経営の本に書かれていたこと。結果が出ないこと、成果が上がらないことを、努力しているからと、それを差し引きしてチャラにしている人がいる。「努力しているんだからきっといずれ良くなる」とか、「自分は頑張っているんだから、上手くいかないのならそれはしょうがない」と。

初めから現状維持とか失敗ありきで、努力を逃げ道に使っている人はいないだろうか。たとえば高校生の部活動で考えてみよう。今は一,二回戦のチーム・選手だったとする。そこから「県でベスト8に入るぞ!!」と目標を掲げ取り組む。でもそれを成し得るにはベスト8の力をつけるための正しい方法や思考が必要だ。理論・分析が出来なければ、目標は達成できない。

その取り組みが正しいのか有効なのかを思考しないで、出来が悪いにも関わらず汗を流していることでもって、自分はよくやっていると納得させている人がいる。結果の出ないことをいつまでも続けている人は少なくない。

はっきり言って、どれだけ頑張ったところで、それが実りへ結びつかない努力ならば、まったくもって有意義ではない。的外れだったり自己満足だったりすることをいくら繰り返しても道は拓けない。

酷な言い方だが、それが現実だ。

ただひたむきに一所懸命にということに逃げ、自らの不出来や考えの未熟さを良しとしてしまってはダメだ。

努力にはずるい側面もあることを、きみは知っておくべきだろう。努力を逃げ道にしないで、常に答えを模索し、うまくいかない方法であればいつでも切り捨てる勇気を持ってもらいたい。そして次なる最善の策を考え、努力にではなく、結果や成長に責任をもって臨んでほしいと思う。