梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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人生が表れる

ノートをきれいに使う、トレーニングの道具を大切にする。それで心が育ち、重なってバスケットボールの技術も上達する。大事な試合で、肝心な場面で、力を発揮できるようになる。心の安定は心掛けから。心掛けは行動に表れる。

いざというときに力を出せない、役に立たない、そういうやつは心が乱れているから失敗する。プレイの判断を誤る、パスミスが多い、イージーなシュートが入らない、過度に緊張する、すぐケガをする、劣勢になると踏ん張れなくなる。

気持ちがあっちに行ったりこっちに行ったり、フラつき浮ついている者はミスをする。物を粗末にする者は、ゲームを壊す。つまるところ、人生をだらしなく生きている者は、それがそのままプレイに現れるのだ。

全ては己の心掛けの話である。心掛けのない者は、心掛けのないプレイをする。だから、ノートを一つの手段として、それをきれいに使い丁寧に文字を書くことをさせる。もちろん、ノートもペンも消しゴムも自分で買わせる。「書く」にまつわる作業はすべて自分でさせる。決して与えてはいけない。自分を育む自分の行動なのだから。

これは一例だ。どんなことでもいいと思う、ひとつ心掛けの行動をつくる。何かを守るとか、大切にすることが、心の奥底にある真の強さを育てるのではないだろうか。