梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

足が冷たい

先日、トレーニング指導で関東圏のA高校を訪問した際、またもや身体の冷えている子を発見しました。走らせても一人だけ遅くて全く脚が動いていませんでした。トレーニングをしているときに、スネの辺りがピンク掛かっていておかしいなと思って触ってみると案の定、冷たい足でした。こんなに暑いし蒸しているし(7月)、まして運動している最中なのに足がひんやりとしています。最近はこういう子供をしばしば見かけます。

家でちゃんとしたもの食べてるか?と聞いたら、ちょっと自信なさげでした。お菓子とか甘い物食べてるんじゃないのか?という問いには、本当に変な物は食べていませんよということでしたけど。でもそれは彼女の中のまともな物と変な物の認識ですので、自分は悪い物だと思っていないけどじつは、という事があるわけです。子供の認識はすなわち親の認識ということにもなります。

体は明らかに冷えていて、足も動かない。はっきりと状況は見えていますから、体にマイナスな食事をしているかもしれないということは十分推測されるでしょう。でも本人としては自分の健康を害するようなものは食べていないと思っているわけですね。その子の言う「変な物」とは何か、とまで聞く時間はありませんでした。今度時間があれば少し話をしてあげようかなと思います。

今やここまで私たちは食に無頓着というか、大人も子供もあまりにも無知です。なぜなら社会には便利で低コストな加工品が蔓延してしまって、別に悪いモノだとは微塵も思わないほどに、そこら中で売られています。飲食店もすさまじい数の店舗が存在しますしね。

体温は?と聞くと36度くらいということでした。やはり低体温です。でもそこに本人の違和感はありません。体温についても、私たちの認識は、人それぞれといった感覚じゃないでしょうか。この状態では絶対に体力は伸びませんし、身体能力も向上しません。練習を積んでも変わるものではないでしょう。反対にやってもやっても伸びていかないと、悩むことになるかもしれません。

運動体力と体温は直結していると考えます。なぜ持久力が伸びないのか、疲労が溜まりやすかったり取れにくかったりするのか、怪我が多いのか、筋力が上がっていかないのか。本当の原因はその辺りにあるのかもしれません。もし練習中・運動中に手足を触ってみて冷たいならば、すぐに改善するべきです。一度食生活を整理してみるのも良いことだと思います。