梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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感謝

感謝というのを改めて考えてみた。感謝って何だろう。

よくオリンピック選手とか、そういう人たちが「○○に感謝しています」なんて、簡単に言っているけれど。

感謝ってどういうところに存在するものなのだろう。

キミは全然伸びる気配がない。誤魔化して練習して、実は頑張る事から逃げている。成長していく気などさらさら無い。

そんな人間にコーチは一所懸命に教えてくれる。頑張るつもりもないのに、学校は体育館を貸してくれている。親も送り迎えや衣類・道具を買ってくれる。弁当だって作ってくれる。

そんな人間のために。

はっきり言って、時間と労力のムダだ。本人にその気がないのだから。でもそんな不誠実な人間にも関わらず、周囲は自分の時間・労力をあなたのために使ってくれている。本当なら「じゃあ勝手にしてれば」だよね。ひとつも有意義じゃないのに、見返りを求めず犠牲を払って手伝い、協力し、気にかけてくれる。

残酷だよね。そういう人の心からの善意をキミは平気で踏みにじっているのだから。それでもみんな、キミに手を差しのべてくれるんだよね。こういうところに自然と感謝が生まれるんじゃないのかな。

何も頑張らないキミだけど、それでも気にかけ、助けてくれるんだ。だから今キミは成立してるんだよね。

ここに感謝があるんだと、私は思います。