梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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楽しむ

「楽しい」と「楽しむ」は大きく違う。世の中の著名な人の口からは、よく楽しむという言葉が出る。「やるならとことん自分が楽しまなきゃ」「大事なのは自分がそれをどれだけ楽しめるかどうか」とか。

でも楽しもう楽しもうと思ったって、目の前の状況は困難で苦しい事ばかりだ。

それでキミは言う。

「どうせ成功したからそう言えるんだ」

「そう言っている人は環境が良かったんだ」

どうしてキミはそう思うのかというと、それは「楽しむ」と「楽しい」を混同しているから。自分の飛び込んだ環境がすごく楽で気分の良いものであると期待しているんじゃないのかい?

自分の外に求める感性が「楽しい」だ。だけど「楽しむ」はそうじゃない。状況はどれだけ辛かったり困難だったりしても、どんなに変化のある環境でも、自分がそれを大いに感じてやろう!というのが「楽しむ」ということなんだよ。

だから「楽しくないのに楽しめるかよ」なんて言っているうちは、キミは絶対に試練に打ち勝つことなんてできない。自分の心の状態を他に委ねているうちは、ね。

メンタルというのは誰かにそう思わせてもらうものじゃない。自分自身がそれを受け入れ呑み込もうとするところに生まれる力だ。そして「楽しむ」ときというのは、なぜか大抵が困難な状況なんだよ。それには強烈な覚悟が必要だよね。

キミにはあるかな?覚悟。

できるかな、楽しむこと。