梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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憧れ

勝利を意識してしまう。優勝を意識してしまう。それでどうにも空回りして失敗してしまう。そういうことってありますよね。無心で、無欲で、意識するからダメなんだとはよく言うけれど、意識しない方が難しい。

じゃあ意識してしまうことは悪いことなのだろうか?無心・無欲じゃなきゃ勝利は来ないって事?

色々考えていたんだけど、誰かが言っていた話を思い出したときに、そうかとわかった。それはたぶん「意識する」ってことのあり方なんだと思う。自分の心のどういうものから「意識する」ことが生まれたかだ。

きっとそれが「欲」である人はマイナスの方向へと傾き、「憧れ」である人はプラスへと動く。欲というのは結局手に入れよう、得しよう、イイ思いしよう、満足しようという心。そういうものは人間皆どこかで浅ましいと解っていて、無意識に後ろめたさを感じているのだろう。

だから余計に気になり、ぎこちなくなってしまう。もし負けたら....という不安も出てくる。

それがない人というのは、勝利への想いがとにかく純粋な「憧れ」なのだ。その素直な想いにはもちろん後ろめたさなどなく、どこまでも大きくなっていく。そこに緊張や不安などない。

きっと無欲の勝利なんて言っている人は、意識していないんじゃなくて「憧れ」なんだ。だから自らを妨げる緊張とか、そういうものを起こさない。

意識することは誰でもそうなわけで、それがどういう質のものなのかが重要なんじゃないだろうか。

キミはありますか?

勝利への、憧れ。