梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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「食」を考えてみる(4)~ デメリットに目を向ける ~

今日、たまに会った知人に「オレやせた?」って聞いたところ、やっぱりやせたと言われた。トレーニングをしばらくしていないから筋肉が落ちた、それも間違いなくある。ただその前からそんなにバリバリに鍛えていたワケではないので、落ちたと言ってもさほどでもないだろう。やはり痩せたと言われた。

自分で少しずつ食にこだわりもっと深く知ろうと思ってから、いくつかの変化と、自分なりの理論が出てきた。私たちはたいてい食をカロリーと栄養素で見ている。○○には良質なたんぱく質がたくさん含まれているとか、ビタミンなんちゃらが豊富だとか、肉だけれども油が少なくカロリーが低く抑えられるとか。こんな栄養素が豊富に含まれているんですよという話はするけれども、その反対については言わないし、消費者は言われないから考えない。

何を言っているのかというと、「こういう健康に良い栄養素がある」というのはその食物のメリット。でもおそらくその反対のデメリットは必ずあるはずだ。私たちはデメリットについては知らない。この食物にはこんな成分があってそれは脂肪を燃やす働きをする素晴らしいものだ、と聞けば、そこにしか思考がいかない。それでこの食べ物は全てにおいて良いモノだと解釈する。

お米は炭水化物で栄養価も高くて大変良い、そう言われる一方で「米の糖質は角砂糖何十個分に相当する」なんて本が出ていたりする。また、こんなに食の知識・情報が一般にも広まっている現代なのに、病気はどんどんひどくなり深刻になっていく。さてこの矛盾はなんだろうか。どっちが何が真実なのか。

トマトはリコピンが、豆腐は植物性の大豆タンパクだから、カロリーオフって書いてあるから........メリットの方ばかり見て、けれどもその反対の作用のデメリットもあるんだよ、という事を私たちは全く理解していない。

よく考えれば確かにそうだ。世の中の構造を考えてみよう。車だって「これはすごく高級感があって内装も外見もすごくセンスの良いオシャレな車です。でも燃費が悪いんです」とか、「東京の一等地でしかもスカイツリーの見える賃貸マンションです。なのに家賃はすごく安い!でも築40年です」とか。物事には必ずプラスとマイナスがあるはずだ。だから食についても、どんな食物だって体にマイナスとなる作用も絶対に持ち合わせているはず。それを自分が思考していないということに、最近気がついたというわけだ。

デメリットを知れば、これまで食に気を使っているつもりで全く変化しなかった理由が解る。現代、自分たちの食が間違った方向に行っていることも解る(だから病気が増えている)。

長くなったので、詳しくは次回に話そう。