梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

人が動くとき

下半身を強くしていこうと思った場合に、トレーニングでどこを鍛えるか。私たちがどこを鍛えたいのかというと、それは「股」なんです。とにかくこれに尽きる。股を強くしたい。股で踏ん張りをきかせたり、体重を支えられる力、股を大きく広げられる力。そのためにスクワットやらなんやらと色々取り組むのですが、トレーニングはすれどもその肝心の「股」が全く鍛えられていない、的を射ない無意味な練習になっている場合が少なくありません。今回もそこを修正しました。これから良くなっていくと思います。

本当に鍛えたい筋肉に関節に、刺激が入っているか負荷を掛けているか。大事だぞと言っているのに気にもとめずにやっている者、サボるためにわざと違うようにやっている者がいる。だからコートに立ったときにボロが出る。鍛えられていないから、キツくてキツくてしかたない。着いてこられない。今さらそんなことがまだできないということを、否応なしに自覚させられる。

「股が割れない、腰が落ちない、膝が曲がらない、足が伸びている」

バスケットボールで、足腰が弱い選手によく発せられる言葉。股を鍛えていないからである。運動選手として、腰に踏ん張りのきかない者なんて話にならない。言い換えればそれくらい重要な要素だということだ。

もういい加減ここまで露呈すれば逃げ道はない、というところまできた。差し迫った状況になったとき、ようやく人は動く。重く動かなかったものがついに進み始める。

ここからが面白くなる。いつもここからだ。