梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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新学期あたりにいつも思う事

毎年、新入生の入る時期というのはものすごく大事です。最初が肝心などとよく言いますが、まさにその通りです。ここの入り方如何で選手たちの未来は半分決まると言ってもいいでしょう。

本当です。この始まりの時期をあまり気にかけず、なんとなく、適当に、とりあえず、みたいな感じで通り過ごしてしまえば、一年後の子供たちは散々な状況になっている事でしょう。そこからどれだけ挽回しようと頑張っても、残念ながら時すでに遅し。その先の結果は決まってしまいます。

「後の祭り」で、人生のチャンスを潰してしまっている人がたくさんいます。何事も動き出しというのは凄く影響します。新入生だからと言ってほったらかしておいたが為に、いよいよ活躍してもらいたいというときに、モチベーションは上がらずチームはまとまらず、なかなか芽が出ない。「あぁもっと最初から....」なんて思ってももう遅い。

確実にそうなってしまう事がわかっているから、この時期にはとくにたくさん気を使います。4月だけの話だけではなく、そのもっと前から少しずつ伏線を敷き、以降もずっと目を光らせてチームのまとまりが崩れないように、意識が一つに固まるように努めるのです。

それはその一年だけでは済みません。「その時の子供がそういう性格だっただけ」という結論で収めてしまう人がいるならば、大きな誤りです。一年悪い流れで新入生が過ごしてしまえば、必ず次の年も同じようになるからです。次の新入生の面倒を見るのは誰ですか?新入りは誰を参考にして見習っていくのでしょうか。もちろん、昨年ダラしなくふらふらへらへらと一年目を過ごした二年生です。たった一年いい加減に過ごした学年を作ってしまえば、それは翌年また翌年と続いてしまう事になるのです。

この時期を悠長に放っていると、自分の首を絞める事になります。そんなことになって後で大変な思いをするのはコーチ自身です。だからなおのこと気が抜けません。次の新入りが入ってくる前に、なんとか見本お手本となる先輩に育てておく必要があります。良くも悪くも先輩たちがチームの指針となるのですから。