梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

万全と贅沢

昨年か一昨年あたり、えらく気になったことがある。

「新入生の目が輝いていない」

「必死さがない」

どうして?新しい環境に入った緊張感やワクワク、新入生だったらもっと....

あなたは心当たりないだろうか。

簡単に手に入れ、熱する間もなく簡単に手放すクセが染みついている。物を与えすぎ、機会を与えすぎ、何でも簡単に与えてしまうから、どん欲な探究心が芽生えない。欲する気持ちは動物の本能なのに。

どうしても欲しくてとか、無性に欲する衝動に駆られる....そんな強い気持ちが生まれてこない。

あれがしたいと言えばすぐにさせる、あれが欲しいと言えばすぐに与える。そのうち欲してないのにこっちから与えるようになってしまう。

部活動でも、新入生として入ってきて、すぐに練習に参加できる、率先してやらせてくれる、試合もさせてもらえる、最初から手厚くレッスンしてもらえる。身の回りは自由に手に入るものだらけ。

好き放題与えてしまうから、度が過ぎてワガママになり我慢できなくなり、きついこと辛いことに耐えられなくなり..何より目が輝かなくなる。ドキドキワクワクを抱かない。

欲してもいないのに与えすぎだ。

ねだるまで待て、来たら与えればいい。