梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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アリとキリギリス

「アリとキリギリス」

よくできた話だと思う。

アリの境遇は、否が応でも歯を食いしばって頑張らざるを得ない、自分の足で進もうとしなければ生きてゆけない人生。その必然に、当たり前のように苦しさに耐え、努力し、ひたむきに生きる。常に自分を磨いている。

対照的にキリギリスの人生は「怠慢」。優等生であり実績や立場はしっかり持っている。でも努力はしていない。恵まれた環境に甘えてだらだらと過ごしている。キリギリスの人生は他力、自分の力で人生を切り開いていない。

例え良い大学へ進学できても、スポーツで良い結果を出せても、その人間の生き方が腐っていたら何もない。こんな賞を取った・上から何番になった、そういうことで子供を評価しあとは何も見ない大人が多いけれど、人の本質は、その人間が今どのような志を持って歩んでいるかにあると思う。今あの人はどんな目標に向かいどう努力しているかをあなたは見ているか? 結果に至るまでの過程にこそ、人間としての成長が現れているんじゃないのか。

単に生活をする事に於いてだって、ただ寝そべって生きていけるわけじゃない。「生きてゆく」のと「過ごす」ことは違う。あなたはどちらか?