梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

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コーチに問う、コロナのあいだ精一杯の悪あがきをしたか

 その気になればいつだって、チームを強くできるし、選手は自らの技量を伸ばせます。

 肝心なのはそれを可能にする「意欲」という土台があるかどうかです。

 コロナの間、もちろん今だって日本では完全に落ち着いたわけではありませんが、この三年もの長きにわたるコロナ禍で、そこに呑み込まれないよう抵抗を続けた人はいまその努力が報われているでしょう。

 今年は新入生の入部者数が低いそうです。

 皆がそうではありません、そういう学校と普段と変わらぬ学校があります。

 いや、反対に活気の出た学校もあるかもしれません。

 なぜそれが起こるか。

 コロナの間に蓄えたからです。

 部活ができないからと思わず腰を降ろしてしまったところは、残念ですがこの先しぼんでいくでしょう。

 やはり意欲のある人は、とくにこう制限が多い生活を強いられると、それをなんとかかいくぐってエナジーを発散できる場所を探します。

 だからコロナ禍にあった3年間、とくに後半において元気を出して踏ん張ったチームはいま結果が出ます。

 試合で勝つという結果だけじゃなく、それが入部者数や退部者数に顕れるでしょう。

 状況や条件は全国ほとんどで同じですが、なんとか頑張れるようコーチが悪戦苦闘し手を打ってきたチームは盛り上がっています。

 一方で、今まで部員数の多かったチームが小規模になっていたり、私の知る範囲ではそれがはっきり出ています。

 もう一度言いますが、その気になればいつだって強くできます。

 ただそれにはタフネスが必要で、その源は「意欲」です。

 それを持ち合わせた選手が集まったチームは強くなり、なにもない人間がフラッと入ってきたチームはどん底に落ちます。

 その二極化が、コロナで進んだのかもしれません。

 あなたのチームはどっちに傾くでしょうか。