梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

夏休みから丸三ヶ月ぶりのチーム合流となりました

 今日のチームではまず運動量が出ているかをみました。

 8月夏休みにトレーニングをして以来、部活制限で訪問できていませんでした。

 10月頭から、生徒達は練習を再開していましたが、僕がチームに顔を出すのはじつに三ヶ月ぶりなので、トータルに予測した上で、様子をじかに見ていきました。

 最初におこなった5往復ずつのシャトルランで、すでに体が重いのを悟りました。

 加えて学校と生徒達の性格上(本当はそこが一番のキモですが)、度重なる部活制限で士気が萎えるのは承知していましたから、今日のところはとにかくアレコレ言わずに運動量を出す組み立てにしました。

 幸いにして気温の低い季節になっていますから、息はあがっても熱が籠もってくたばる心配はありません。

 

 こういうときはジャンプ系をあとに回します。

 一度に掛かる負荷が強いものは体力の多い前半にもってくるのが一般的ですが、スタミナが落ちているときには平面でたくさん足を使わせるようにします。

 気がノっていないのですぐバテますが、続けていくと脳と体は覚えているので掘り起こされて動くペースが一定に保てるようになります。

 足が動かないことには運動量は出せませんから、まず鈍くなった足取りを回復することが先決で、たくさん足を踏むことで動きは軽くなり次第に運動量が増していきます。

 ジャンプ系はそのあとの短い時間で、これまでの内容を確認程度におこないました。

 たくさん走ったあとでも、ジャンプが重くなることはありませんでした。

 

 平面からジャンプまでのワークアウトを約1時間半ほど通してから、充分に足の重みが取れたところで区切りをつけて自重によるウエイト・トレーニングに入りました。

 とうぜん体も気も眠っているのでここも弱々しい運びになるのですが、幸い僕のつくったトレーニングは簡単には誤魔化せないようになっているので、少し省略しただけでもあからさまに目立ちます。

 すぐにバレるので、手を抜くと本数が増えてしまうだけです。

 

 このような感じで今日の鍛練は、三ヶ月の空白を埋めるための最優先課題をはじめに見定めて、的を絞りました。

 あとでコーチ陣と話したところ、前日の練習試合において体力づくりがプレイに反映されていないという事実がわかり、再度トレーニングについてまたチームづくりについても具体的に打ち合わせをしました。

 僕が練習のはじめで認識したことが、ほぼそのまま正しい見解でした。

 コロナに引きずられ、あまり考えることなくいまだその空気に流されている選手とチームは多いと思います。

 今日のチームもそのひとつです。

 本人達も気がついていません。

 

 気をグッと持っていかねば眠った体は起きませんから、己のたすけ、自助が必要です。

 普通モードでは、とくにコロナ雰囲気に馴染んだそのモードでは、回転はあがりません。

 今日のようにアクセルを強く踏んでふかしまくることで、ターボに入ります。

 その切り替えには、強くスイッチを押す必要があるということです。

 目覚めさせるのは、初回にすべて掛かっています。