梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

才能は不努力によってつぶされる

 才能はあなた自身がそれをつぶします。

 タイトルのとおりです。

 人にはみんな個別の良き能力が秘められていますが、それはませた年頃になると人を怠けさせはじめます。

 周囲の子よりちょっと上手にできる、みんな苦戦しているのにわりと簡単にできる、仲間内では中心人物になる、集団の中で優等生扱いになる、これって得意分野でのあるあるだと思います。

 そうなると人は足を止めてしまうんですね。

 自分の立ち位置を考えてしまったときに、これまではただ純粋に伸びていくことを楽しんでワクワクしてやっていたものを、もう上位に達したと満足してしまうようです。

 

 どうしてか。

 人間は簡単なほう楽なほうに流されるからです。

 これは良い悪いではなくて、人のつねです。

 私たちは安定と容易さ(たやすさ)を根源的に求めています。

 人間だけの話じゃありません。

 生き物はその生存のために、より確率の高い手段を選択します。

 根っこの目的がそうなのですから、必然的に楽と苦があれば楽を行くのです。

 

 これはきっと成功者だって一緒じゃないだろうか。

 彼らはその類い希なる特殊な力のおかげでいまの成功を手にしたのではなくて、僕らと同じ誘惑に駆られて必死に切り離して律してきたのだと、僕は思います。

 だって同じ人間社会の中で育ってきたのだから。

 その証拠に、たとえばスポーツの世界でも素晴らしい才能でデビューした若きアスリートがあっという間に転落していくのを、意外にもたくさん目にするではないか。

 恵まれた才能とこれまでの環境、進路、機会、そういうものを活かせなかった例を僕らは現実に知っているはずです。

 

 すでに良き才能が見えてきている人は、さらにアクセルを踏み込むときに来ています。

 これでよしと、慢心して足を止めてはいけません。

 そんなことを話しながら、今日は練習しました。