梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

一年生マネージャーが三人も加入したのでワクワクしています

 コロナ感染対策と称して、部活動では県外との交流が禁止されてしまい、私のような外部コーチ枠の人間も出入りができなくなったため、インターハイ予選がラストゲームとなる多くのチームの三年生と顔を合わせることができないまま、新チームとなりました。

 重ねて新入生ともいまようやく初対面となるチームもあり、昨日の練習もそのひとつでした。

 選手が12名、マネージャーが3名、計15名の新入生たちとはじめてのトレーニングです。

 意外かもしれませんが、私は新入生への導入には気を遣います。

 後々を考えれば、やはりはじめが肝だからです。

 

 このチームは二年生のマネージャーがいません。

 経験豊富な先輩なしで、マネ三名はチームを支えていかなくてはいけません。

 入部したばかりなのに、まだ学校自体にもさほどは慣れていないのに、責任あるポジションを引退した三年生から受け継ぐことになりました。

 このようなチームは、決して少なくはないはずです。

 だからあえてエピソードをここに書きます。

 

 僕は以前から申し上げているように、マネージャーの働きがチームを強くすると信じています。

 もちろん僕の想像ではなく、この目で実際に立ち会ってきた現実です。

 簡単に「強豪校のマネージャーは出来が良い」と言うのではありません。

 いまが強い弱いに関わらず、成長し伸びていくチームの影には、日にち毎日せわしなく動き回ってチームに貢献するマネージャーの存在があります。

 確実にマネージャーの働きがチームにさらなるエナジーをおくり、選手もコーチも勢いが増します。

 そんなマネージャーにならないか?

 僕は三名にそう投げ掛けました。

 

 彼女たちと話した具体的な内容は書きません。

 僕はとにかく選手でもマネージャーでも、せっかくの数年間を自分の意欲で自由に動いてほしいと願っています。

 なにも思考せず、誰かから言われたことを作業するだけの三年間なんて、最悪につまらないと思います。

 退屈でつまらない時間に一体なんの意味があるでしょうか。

 長い練習のあいだ、デジタイマーの後ろに黙って立ち続けることが充実する人なんていないはずです。

 やっぱり目一杯に身体と頭と心を使って、絶え間なくチームのひとつの力になることが部活生活、マネージャー生活での自己達成に繋がるのではないでしょうか。

 新米マネージャー達に、そんな思いを話しました。

 

 それでいきなり「仕事を見つけよう」と言っても、簡単にできるものじゃありません。

 だからマネージャーノートを持つように言いました。

 昼休憩のあいだにペンとノートを買ってきて、まずは自分たちの仕事を考えてそこに書き込みます。

 それは先生から言われたことではなく、引き継ぎで言われたことでもなく、自分の発案でチームの成長に一役買える仕事をつくるのです。

 それを顧問の先生に打診しても良いと思います。

 こういうことしようと思うのでいいかって、こっちからチームビルドを計画するんです。

 きっと喜ぶと思いますよ。どんどん自分から動いてくれる力強い存在です。コーチも選手も、頼もしいかぎりです。

 

 自分で考えて決めて、自由意思で行動したことは間違いなく頑張れるし良い出来になるし、なにより楽しいです。

 どれだけ大変でも充実します。

 すればするほどチームが伸びていくのですから、こんな素晴らしい貢献はありません。

 実際に彼女たちがどうするのか、それはもう彼女たちの意思ですので、僕はささやかに提案するのみです。

 

 マネージャーのおかげで勝てた!マネージャーがいちばん頑張ってる!

 そんな、みんなの模範となるたくましいマネージャーに成長してくれることを、心の底から楽しみにしています。