梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

チームづくりは個人の人間関係とまったく同じ構造です。頑張りたいならエナジーの溢れる人と付き合うことです。

 僕は選手によく「目標を果たすために必要なことだけをしよう」と声を掛けます。

 もし勝ちたい、もっと巧くなりたいという意思が本当なら、それを叶えられる行動を時間のすべてにすれば良いのであり、それを叶えない行動はやめましょうと。

 それと同じように、人付き合いは自分の志と共鳴する生き方をしている人に限ることも、必要だろうと思います。

 マジック・ジョンソンの素晴らしい名言に、人間関係を素晴らしいエナジーと志を持った人と育もう、という趣旨のメッセージがあります。

 実際はこれです。(ネットからの抜粋)

自分のまわりをエネルギーであふれ、
しっかりした考え方を持っている人でかためなさい。
自分のまわりを野心であふれ、プラス思考の人でかためなさい。

 これはただ安易に、出来の良い人間を近くに置くと自分にも恩恵があることを言っているのではなく、自分の考え方、それを根っこにした行動を支えてくれるものは、同じ感覚を持っている「同志」だと語っているのです。

 理解ある人たちと語り合い、議論し、アドバイスをもらってさらに自分の目指した事に強く向かっていこう、その溢れるエナジーを後押ししてくれる人を見つけてほしいと、彼は言っているような気がします。

 

 これは本当に僕自身が、自分の力だけでは物事は決して前へ進まず、自分以上に強い志と努力を重ねている人と一緒に考えることの貴重さを実感しています。

 またそのような人と握手を交わせる距離に近づくことの難しさも、身に染みて感じています。

 頑張ろうという気のない人、向上心のない人、楽を決め込んでいる人、現状で充分だと座り込んでしまった人間とは話がいずれもすれ違い、良き知恵やプラス材料はひとつぶてすら得られません。

 その場からひとつも動こうとしない思考で充満していると、不勉強になってまた依存が強まります。

 今よりさらにパワーを出して頑張ろうとは決してせず、負担を避けて現状に妥協して、情況が悪くても我慢するようになります。

 これ「諦める」ってことですよね。

 諦めて、勉強せず、悪くても現在に依存している人は、ただの「怠け者」です。

 

 怠け者は三角形の下のほうにいると思いますか?

 違います、あらゆるところに存在しています。

 言ってしまえば、多くの人間はそんな性格を持っています。

 あなたの身の回りに、もちろんあなたも含めて、勉強家で向上心があって行動力の高い人はいますか?

 どちらかというとのんびりして、同じ場所に居座っていることのほうが多くないでしょうか。

 それが世の中の真ん中、現実です。

 

 だからマジック・ジョンソンの言うように、周りをエナジー溢れる人たちで固めることはとても難しいことですが、それでも努力するに値しますし、ひとまずは怠け者と距離を置くこともその一歩になります。

 ここからは子どもらへのメッセージになりますが、部活動でも毎日一緒にハードな練習をしている仲間のなかで、そこに意欲を燃やしている人もいれば嫌々でやっている人もいるでしょう。

 個人の問題ですからどう振る舞おうとその人の自由ですが、もしあなたが頑張ろうと思うなら怠け者の空気に触れるのはあなたに悪影響です。

 もっと強いチームつくろう!大会で勝ち上がろう!エネルギッシュなチームにしよう!

 そう投げ掛けても、しらけた視線で返されます。

 その人にとっては、溢れるエナジーは重荷なのです。

 お互いに悪い思いしか生まれません。

 自分のために、そして相手のためにも、志の近い人や向いている方向が同じ人と繋がって良い時間をつくることを勧めます。

 たとえ意見の違いはあっても、放たれるエナジーの量が自分と同じように溢れている人と手を組むことが、幸せの足掛かりであるはずです。

 

 だから怠け者は怠け者と、僕は未来志向の強烈にエネルギッシュな皆さんと共に良い時間を創っていこうと思います。

 頑張りやさん集まれっ!