梅原淳の心*體みなぎるエッセイ/Playground Heroes

運動の専門家が子どもたちの成長をスポーツ*子育て*教育など、あらゆる視点から応援します

このチームは、いやコーチは、いや俺はトランスフォーマーになれるのか?やるしかない!

(二日前にこの記事を書いています。配信が遅れました)

 

 今日の練習は、2年生への投げ掛けに的を絞りました。

 序盤から3年生と1年生でグループ化して、2年生は単独にして進めていきました。

 コロナがいまだ部活動を押し込め、男子バスケットボール部以外はどこも活動していません。

 日曜日の朝イチから、学校は静まりかえっています。

 それを絶好の機会にすべく、体育館のバスケ二面を全部使って、3,1年生と2年生でトレーニングを行いました。

 ジャストタイミングになりました。

 

 能力がどうとか、理論立てた練習がどうのこうのなんてことは関係なく、力を込めないのならば先々になにも生まれません。

 意欲・・・僕がこの地味なblogでいつもいう言葉は、自分の出来が良いから湧くものではないし、練習が合理的だから湧くのでもありません。

 意欲は一番最初にあるものです。

 志もそうです。

 重々しい言葉に聞こえますか?

 そんなに堅苦しい話じゃないですよ。

 意欲も志も、本来それがあるから人は行動するんです。

 それはたとえ情況が楽でも苦難でも、一緒です。

 どんな場合だって、心に決めれば足は動くものです。

 

 僕ら人間を支配するのは「脳」ですね。

 頭でどう考えているか、どのように捉えどのように決めているかで行動が分かれます。

 たとえ動いても、気がなく、テキトーにやり過ごす人は絶対に伸びません。

 あたりまえだのクラッカーです。(←古い!! ナハハ)

 そこに能力が高いとか、練習が理論立っているとか、科学的だとかってことが好材料になりますか?

 どんなスペシャルな知識と知恵を渡したって、気のない人間ならその宝は右から左に素通りしますよね。

 本当は正しくない言葉ですが、猫に小判、豚に真珠になっていてはいっこうに埒が空かないということです。

 

 ここをどうにかするのが、じつはチームづくりのど真ん中です。

 少なからず日本でのスポーツチームの構造上では、これは学校教育も含めてですが気のない時間を過ごす生徒・選手は圧倒的多数です。

 ただなんとなくするだけ、終わらせるだけ、片付けるだけ、のような進歩を生まない行為行動を、部活動の練習でしていないでしょうか?

 物事の習得と挑戦の機会を、ノルマをこなす作業時間に変えてしまって、士気も技量も低いままのチームがたくさんあります。

 それはチームづくりの肝を理解していないコーチが多いからだと考えます。

 

 今日の練習は、たったいまのチームを考えるに留まらず、近く訪れる次の代で待ち構える苦難をいまから対策することに注力しました。

 高校2年生というのは、どうも気が抜けがちになります。

 これは中学2年生でも、少し似ているところがあるでしょう。

 ほとんど自分たちでも自覚がないほど、みんなごく当然にしてやることなすことがどれも腑抜けています。

 走っても、筋トレしても、集合のときも、準備片付けも、あらゆる行為が「な〜んとなく」になっています。

 新入生は、3年生の後ろにつかせたときと2年生の後ろにつかせたときで、驚くほどその様子が変わります。

 つまりそれくらい、2年生は意欲を滅しているということです。

 それなので今日は3年生と1年生で組ませました。

 2年生と3,1年生では課題が大きく違っています。

 

 これは顧問の先生ともちゃんと議論をおこなって、一緒に取り組むための方法を検討しています。

 ウィンターカップ予選が終わるまで3学年での活動が続きますが、トレーニングというものを活用して3学年での練習と2,1年生での練習に分けて、それぞれにまったく別の目的と課題を設けたいと思います。

 それを同時進行させます。

 一枚岩であればこのような苦労も要らないのですが、そんなチームは滅多にないのであって、ほとんどは「気」の違いに悩まされます。

 コーチがそこに目を向けられていない場合は、チームづくりはほぼ一歩も進んでいないでしょう。

 

 技術習得の練習にグッと入るためには、脳をつくる必要があります。

 脳にインパルスを届けるトレーニングを実行して、選手の行動を変えなくてはいけません。

 それがないとなにも始まりません。

 頭の中を当たり前に「頑張る」「前進する」「目標を達する」にトランスフォーメーションすることが、最大にして最初のチーム課題です。